三井住友カードのVポイントを使って、SBI証券で投資ができるようになりました。
三井住友カードを使った買い物で貯まったVポイントを投資に回せるので、Vポイントの使い道がさらに広がりますね。
ただしVポイント投資サービスは、対象カードの保有や三井住友カード仲介口座の開設などが必要です。
Vポイント投資のメリットや注意点、口座開設方法について解説します。
- 1ポイント=1円分として投資信託の買い付けに利用できる
- 元金なしでポイントで投資ができる
- 投資信託を一旦購入して、Vポイントの現金化が可能
- 三井住友カード会員限定のサービス
- 三井住友カード仲介口座の開設が必要
- 買付方法は「金額指定買付」のみ
- TポイントやPontaポイントの利用や獲得ができない
※本記事の価格は全て税込みです。
三井住友カードのVポイントとは
Vポイントとは、三井住友カード還元時に付与されるポイントのことです。
カード利用200円につき1ポイントが付与され、基本の還元率は0.5%相当になります。
三井住友カードでお得にVポイントを貯める方法
- 月5万円以上のカード利用でボーナスポイント
- コンビニ3社とマクドナルドで+2%
- 「家族ポイント」でコンビニ3社、マクドナルドで+5%
- 「学生ポイント」で最大+9.5%
- SBI証券での取引に応じて貯まる
三井住友カード共通のお得な特典は、コンビニ3社(セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン)とマクドナルドで還元率が2.5%にアップすることです。
中でも、三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド (NL)は、さらに還元率がアップ。Visaのタッチ決済かMastercard®コンタクトレス決済を利用すると、還元率が5%になります。
さらに、「家族ポイント」サービスに登録すると、家族の人数分×1%(上限5%)が還元されるので、最大10%還元も狙えます。
項目 | 還元率 |
---|---|
基本の還元率 | 0.5% |
コンビニ3社・マクドナルドの加算還元率 | +2% |
Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレスの利用 | +2.5% |
家族ポイント | 最大+5% |
合計還元率 | 最大10% |
学生向けの新サービス「学生ポイント」
2022年2月から、学生向けの新サービス「学生ポイント」の提供が開始されました。
三井住友カード(NL)など対象のカードを保有している学生の方は、サブスクリプションサービスや携帯料金の支払いで、最大10%が還元されます。
ジャンル | 還元率 |
---|---|
対象のサブスク (Amazon、DAZN、dTVなど) | 10% |
対象の携帯料金 (au、UQ mobile、docomo、SoftBankなど) | 2% |
QRコード決済 (LINE Payのチャージ&ペイ) | 3% |
分割払い・あとから分割払い | 分割手数料の全額をポイント還元 |
SBI証券での取引に応じて貯まる
SBI証券の口座開設や国内株式、投資信託などさまざまな取引に応じてVポイントが貯まります。
特に、対象投資信託の月間平均保有額が1,000万円以上の場合は、銘柄によっては年率0.25%のポイントを獲得できるのでお得です。
三井住友カード×SBI証券のVポイント投資とは
2022年5月30日から、SBI証券でVポイント投資ができるようになりました。
ポイント投資とは、貯まったポイントを株式や投資信託の買い付け代金に利用できるサービスのこと。
現金で投資するのが不安な方や、元手になる資金が少ない方でも、ポイントを使って気軽に投資できるのがメリットです。
Vポイント投資は三井住友カード会員限定のサービス
Vポイント投資の利用条件は、以下の通りです。
- 「SBI証券 Vポイントサービス」への登録
(「SBI証券のVポイント投資サービスの利用の条件」の章で詳しく解説します。) - Vポイントが貯まるカードを保有していること
Vポイント投資は、Vポイントが貯まるクレジットカードを持っている方だけが利用できるサービスです。
Vポイント投資の対象カードとしては、三井住友カードや三井住友カード ゴールド、ナンバーレスシリーズなどがあります。
Vポイント投資対象カード(一例)
- 三井住友カード(NL)
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- 三井住友カード プラチナプリファード
これまで、カードの利用で貯まったVポイントは、ショッピングに利用したりカード代金に充当するのが主な使い道でした。
貯まったポイントを投資に回すことができるので、Vポイント投資サービスによって、Vポイントの使い道がさらに広がりますね。
Vポイント投資のメリット
Vポイント投資には、以下のメリットがあります。
- 1ポイント=1円分として投資信託の買い付けに利用できる
- 元金がなくてもポイントで投資ができる
- 投資信託を一旦購入して、Vポイントの現金化が可能
1ポイント=1円分として投資信託の買い付けに利用できる
Vポイント投資は、1ポイント=1円分換算で、全額またはその一部を投資信託の買付代金に充てられます。
最低1ポイントから利用可能で、上限は99,999,999ポイントに設定されています。
ただし、Vポイントが使えるのは購入金額を指定して投資信託を買い付ける金額指定買付のみです。
現金を使わずに投資ができる
SBI証券では、取り扱っている2,700本以上。中には1銘柄100円から購入可能な銘柄もあります。
そのため、全額をポイント利用するなら100ポイントで購入可能です。
現金を全く使わずに投資ができるので、現金投資に不安がある方や自分のお金を減らしたくない方にも向いています。
投資信託を一旦購入してVポイントの現金化が可能
Vポイントは、ショッピング利用やカード代金への充当など使い道の多いポイントですが、Vポイント投資サービスの開始によってVポイントを現金化することも可能になりました。
Vポイントで投資信託を購入後、売却して出金することで、ポイントを現金に換えることができます。
また、投資信託をすぐに売却して現金を手にしたいなら、「債券型」の投資信託を選ぶのがおすすめ。「債券型」の投資信託は、株式型に比べて価格変動が少ないからです。
SBI証券のVポイント投資サービスの利用の条件
先にも述べましたが、SBI証券のVポイント投資サービスの利用条件は、以下の通りです。
- 「SBI証券 Vポイントサービス」への登録
- Vポイントが貯まるカードを保有していること
ここでは、「SBI証券 Vポイントサービス」への登録について解説します。
三井住友カード仲介口座の開設
SBI証券でVポイント投資をするためには、三井住友カード仲介口座の開設が必要です。
三井住友カード仲介口座は、三井住友カードのホームページか三井住友カード会員専用のインターネットサービス、Vpassから開設可能。
メールアドレスの登録やお客さま情報の入力、本人確認書類の提出などが必要になります。(「WEBサイトやVpassアプリ経由で証券口座を開設する方法」の章で詳しく解説します。)
三井住友カード仲介口座(Vポイントが貯まるコース)への変更手続き
すでにSBI証券の口座を持っている方は、三井住友カード仲介口座(Vポイントが貯まるコース)への変更手続きが必要になります。
変更手続きの手順は以下の通りです。
- 三井住友カードの「Vポイントが貯まる・使えるコースへの変更」画面を開く
- 「コース変更のお申込みへ進む」をクリック
- 1~2営業日後に、SBI証券にログイン
- 「仲介口座変更の手続き完了のお知らせ」から「Vポイントサービス登録手続き」画面へ
- 「お客さま情報 設定・変更」→「ポイント・外部ID連携」からメインポイントをVポイントに変更
- Vpass認証画面からID、パスワードを入力して登録完了
三井住友カード仲介口座(Vポイントが貯まるコース)への変更手続きが完了すると、SBI証券のメイン画面に「三井住友カード」のロゴが表示されます。
また、「お客さま情報 設定・変更」→「ポイント・外部ID連携」の「ポイントサービス」に「Vポイント」が表示されていることも確認してください。
なお、変更手続き後はTポイントやPontaポイントの利用や獲得はできなくなります。
SBI証券のVポイント投資サービスの利用の注意点
Vポイント投資サービスを利用する際には、以下の点に注意しましょう。
- 買付方法は「金額指定買付」のみ
- サービス対象外カードがある
- TポイントやPontaポイントの利用や獲得ができない
Vポイント投資サービスは、サービス対象の三井住友カードを保有していないと利用できません。
Vポイント以外の独自ポイントが貯まる提携カード、銀聯カード、ビジネスカード、デビットカード、プリペイドカード、家族カード、ETC、iDなどは対象外になります。
また、「Vポイントが貯まるコース」に変更した場合は、今までメインポイントとして貯めていたTポイントやPontaポイントの利用や獲得ができなくなる点にも注意が必要です。
買付方法は「金額指定買付」のみ
Vポイント投資サービスを利用して投資信託を購入する場合、買付方法は「金額指定買付」のみとなります。
毎月一定の金額を自動で買付する「積立買付」や指定された単位ごとに購入する「口数買付」には、Vポイントの利用はできません。
三井住友カード×SBI証券 クレカ積立とは
クレカ積立とは、クレジットカードを利用して投資信託を積み立てる投資方法です。
三井住友カード×SBI証券のクレカ積立なら、積立可能な銘柄すべてを対象に毎月100円から5万円の範囲(つみたてNISA預りの場合、33,333円が上限)で手軽に始められます。
また、毎月の積立額に応じて0.5%~2%のVポイントが貯まります。
カードの種類 | 還元率 |
---|---|
一般カード | 0.5% |
ゴールドカード | 1.0% |
プラチナカード | 2.0% |
ただし、貯まったポイントを積立に充てることはできないので注意しましょう。
SBI証券の投資信託の特徴とメリット
SBI証券の投資信託の特徴やメリットを見ていきましょう。
- 取扱数2,700本以上
- 買付手数料が無料
- ポイント投資が可能
- 「Vポイント」と「TポイントやPontaポイント、あるいはdポイント」がダブルで貯まる
取扱数2,700本以上
SBI証券の投資信託取扱数は、業界トップスラスの2,700本以上です。
また、投資信託初心者に人気のつみたてNISAは、1人1口座しか作れないので、SBI証券のように取扱数の多い証券会社を選ぶのがおすすめです。
買付手数料が無料
投資信託には、大きく分けて3つの手数料がかかります。
購入時にかかかる「買付手数料」、運用や管理にかかる「信託報酬」、売却時にかかる「信託財産留保額」です。
SBI証券では、購入時の「買付手数料」が無料になるので、他社よりコストを抑えられます。
ポイント投資が可能
SBI証券では、TポイントやPontaポイントを使ってポイント投資が可能です。
Vポイント投資と同じく積立投資はできませんが、1ポイント1円分として利用可能で、利用上限、利用下限はありません。
「Vポイント」と「Tポイント」がダブルで貯まる
三井住友カードのクレカ積立では、毎月の積立額に応じて0.5%~2%のVポイントが貯まります。
また、投資信託の保有残高に応じて「Tポイント」(またはPontaポイント、あるいはdポイント)を貯めることも可能です。
WEBサイトやVpassアプリ経由で証券口座を開設する方法
SBI証券でVポイント投資を始めるには、三井住友カード仲介口座の開設が必要です。
口座開設方法は、ネット、郵送から選べます。
スマートフォンを持っていれば必要書類をカメラで撮影して提出することができるのでスピーディです。最短翌営業日には取引を開始できます。
- メールアドレスを登録し、認証コードを入力する
- お客さま情報を入力し、本人確認書類を提出する
- あなたや投資に関するご質問に回答する(初期設定)
- 「SBI証券Vポイントサービス」案内メールを受け取る
- 「SBI証券Vポイントサービス」登録をする
- STEP.メールアドレスを登録し、認証コードを入力するSBI証券の口座開設画面からメールアドレスを登録し、認証コードが届いたら入力する。
- STEP.お客さま情報を入力し、本人確認書類を提出するお客さま情報を入力後、カメラで本人確認書類を撮影して提出する。
- STEP.あなたや投資に関するご質問に回答する(初期設定)画面に従って、資産状況などを入力する。
- STEP.「SBI証券Vポイントサービス」案内メールを受け取る最短翌営業日に、「SBI証券Vポイントサービス」案内メールが届く。
- STEP.「SBI証券Vポイントサービス」登録をする案内メールに記載のURLからVポイントサービスの登録画面に進み、「登録する」をクリック。
規約などに同意後、VpassID、パスワードを入力する。 - 利用登録完了のメッセージが表示されたら登録完了。
三井住友カード×SBI証券のVポイント投資キャンペーン
三井住友カード×SBI証券のVポイント投資のリリースを記念したキャンペーンが、2022年5月30日から2022年8月31日まで実施されます。
- キャンペーン1:対象カード利用額の3%のVポイントをもれなくプレゼント
- キャンペーン2:抽選で100名に1万円相当のVポイントプレゼント
キャンペーン1:カード利用額の3%のVポイントがもらえる
項目 | 内容 |
---|---|
特典内容 | 対象カード利用額の3%のVポイントをもれなくプレゼント(上限1,000ポイント) |
キャンペーン対象者 | ・期間中に三井住友カード仲介口座を新規で開設した方 |
特典付与条件 | ① 期間中に V ポイント投資で 1 ポイント以上利用 ② 期間中に「SBI 証券 V ポイントサービス」に登録済みのクレジットカードを1回以上利用 |
キャンペーン2:抽選で100名に1万円相当のVポイントが当たる
項目 | 内容 |
---|---|
特典内容 | 抽選で100名に1万円相当のVポイントプレゼント |
キャンペーン対象者 | ・期間中に三井住友カード仲介口座を新規で開設した方 ・SBI 証券 三井住友カード仲介口座を既にお持ちの方 |
特典付与条件 | ① 期間中に V ポイント投資で 1 ポイント以上利用 ② 期間中に「SBI 証券 V ポイントサービス」に登録済みのクレジットカードを合計500 円以上利用 |
三井住友カードの利用が多い方はVポイント投資がおすすめ
- 三井住友カードの利用が多い方
- Vポイントの使い道に困っている方
- Vポイントを現金に換えたい方
Vポイント投資がおすすめなのは、普段から三井住友カードをよく使っている方です。
カードの利用で貯まったポイントを投資に回せるので便利ですし、Vポイントの使い道に困っている方は、使い道の幅が広がります。
また、Vポイントで投資信託を購入して売却すると、ポイントの現金化が可能。Vポイントを現金に換えたい方にも向いています。
Vポイント投資は、資産を大きく増やすというよりは、貯まったVポイントを有効利用する方法として活用するのがおすすめです。