これからビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)取引を検討している方の中には、SBI VCトレードの口座開設を考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SBI VCトレードの口座開設を検討中の方のために、SBI VCトレードについて紹介します。
他社と比較してのメリットやデメリット、どのような方におすすめなのサービスなのかまとめたので、仮想通貨(暗号資産)口座開設の参考にしてください。
- スプレッドは業界最狭水準
- 最小100円から取引可能
- 現物売買・レバレッジ取引・暗号資産積立が一つの口座で完結
- 取扱銘柄数が少ない
- 売買板の総数が少ない

仮想通貨(暗号資産)への投資の最初の入り口となるのが仮想通貨取引所です。 仮想通貨(暗号資産)取引所にはさまざまな特徴や[…]
※本記事の価格は全て税込みです。
SBI VCトレードとは
SBI VCトレード | ||
---|---|---|
入出金手数料 | 入金 | 無料 |
出金 | 住信SBIネット銀行:無料 住信SBIネット銀行以外:145円 | |
取引手数料(BTC) | 販売所 | スプレッド |
取引所(現物) | 無料 | |
取引所(レバレッジ) | 無料 | |
最低取引単位(BTC) | 現物取引 | 0.0001 |
レバレッジ | 0.001 | |
取扱暗号資産 | 7種類 | |
レバレッジ取引 | 固定2倍 |
SBI VCトレードは、あらゆる金融サービスを手掛けるSBIホールディングスに属する「SBI VCトレード株式会社」が運営する仮想通貨(暗号資産)取引所です。
2021年にTao Tao株式会社と合併し、2022年6月より従来の「VC TRADE」と「TAOTAO」の各サービスを「SBI VCトレード」口座にて一本化する予定です。
さらに仮想通貨(暗号資産)の入出庫(受取・送付)手数料、取引手数料も無料なので、取引にかかる手数料負担が少なく、初心者でも安心して暗号資産取引を始められます。
レバレッジ取引は個人の場合最大2倍で、証拠金に日本円だけではなく暗号資産を使えることも特徴です。
そんなSBI VCトレードには、次のようなメリットがあります。
- スプレッドは業界最狭水準
- 最小100円から取引可能
- 現物売買・レバレッジ取引・暗号資産積立が一つの口座で完結
ここからは、SBI VCトレードの各メリットについて、詳しく紹介していきます。
SBI VCトレードのスプレッドは業界最狭水準
SBI VCトレードのスプレッドは業界最狭水準です。
スプレッドとは、仮想通貨(暗号資産)の買値と売値の差額のことです。
スプレッドは各サービス会社が設定する上、常時変動し続けています。
一般的に、暗号資産販売所のスプレッドは2%~10%の間で変動します。
スプレッドは常に変動するために単純比較することはできませんが、SBI VCトレードは「スプレッド業界最狭水準」を堂々アピールしています。
従って、スプレッドの比較時に真っ先に確認するべきサービスの1つと言えます。
SBI VCトレードなら約100円〜始められる
SBI VCトレードなら、最低約100円から取引を始められます。
SBI VCトレードの最小取引単位は、ビットコイン(BTC)の場合0.0001BTCです。これは、2022年4月時点のレートでは約500円に相当します。
このような少額から取引を開始できるので、手持ち資金の少ない初心者でも気軽に仮想通貨(暗号資産)取引を開始できます。
なお、国内の取引所における最低取引単位は1円~500円程度が一般的です。
暗号資産取引所 | BTC現物 | BTCレバレッジ |
---|---|---|
SBI VCトレード | 0.0001 | 0.001 |
DMMビットコイン | 0.0001 | 0.01 |
Coincheck | 0.001 | - |
bitFlyer | 0.001 | 0.001 |
GMOコイン | 0.0001 | 0.01 |
現物売買・レバレッジ取引・仮想通貨(暗号資産)積立が一つの口座で可能
SBI VCトレードでは、以下の各種取引が一つの口座で完結します。
- 現物取引
- レバレッジ取引
後述するSBI VCトレードとTAOTAOの合併により、SBI VCトレードの新VCTRADE口座では現物売買・レバレッジ取引・貸仮想通貨(暗号資産)に加えて、仮想通貨(暗号資産)積立も行えるようになりました。
SBI VCトレードに口座を開設すれば、自身の状況に合わせた柔軟な取引ができます。
新SBI VCトレードはTAOTAOとの合併でパワーアップ
SBI VCトレードは、2021年12月1日を効力発生日として仮想通貨(暗号資産)取引所の「TAOTAO」と合併しました。
これにより、2022年6月以降SBI VCトレードで取引できる仮想通貨数が大幅に拡充されます。
また、旧TAOTAOでは、販売所(現物)は3銘柄(BTC、ETH、XRP)のみ、仮想通貨(暗号資産)レバレッジ取引に対応する通貨も5銘柄(BTC、ETH、XRP、BCH、LTC)にとどまっていました。
しかし、2022年6月からはこれらが統合され、全ての取引が可能に。そして、それぞれの取引で扱える銘柄数が7銘柄に拡充されます。
VCTRADE LENDING=レンディング(貸暗号通貨)とは
SBI VCトレードは、VCTRADE LENDINGという貸暗号資産(レンディング)サービスも提供しています。
貸仮想通貨(貸暗号資産)とは、その名の通り保有している暗号資産を一定期間SBI VCトレードに貸し出すことです。
貸し出した仮想通貨(暗号資産)の銘柄や数量、貸出期間に応じて、SBI VCトレードから賃借料を受け取ることができます。
SBI VCトレードの貸仮想通貨(貸暗号資産)は、取り扱う7銘柄すべてが対応しています。
貸仮想通貨(貸暗号資産)を利用した場合、どのくらいの利益がでるのか具体的に紹介します。
1BTC×年率1%×14日÷365日=0.000383BTCを受け取れる
(約2,301円相当:1BTC=600万円の場合)
1DOT×年率10%×21日÷365日=5.75342DOTを受け取れる
(約11,507円相当:1DOT=2,000円の場合)
貸出期間や貸出数量、貸出上限はそれぞれの銘柄によって異なります。
実際に仮想通貨(暗号資産)を貸し出す際は、SBI VCトレードの管理画面上で確認し、運用プランに合わせて申し込みましょう。
ただし、保有通貨が高騰しても貸出中の仮想通貨(暗号資産)は売却できません。その点は留意してください。
SBI VCトレードのデメリット
ここまでSBI VCトレードのメリットを紹介してきましたが、デメリットもあります。
SBI VCトレードで口座開設する際は、次の2つのデメリットについても理解しておきましょう。
- 取扱銘柄数が少ない
- 売買板の総数が少ない
仮想通貨(暗号資産)の取り扱い銘柄数が少ない
SBI VCトレードで取引できる仮想通貨(暗号資産)は7銘柄のみと比較的少ないため、多様な銘柄を運用したい方には向きません。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- チェーンリンク(LINK)
- ポルカドット(DOT)
他の取引所の取り扱い銘柄を比較してみましょう。
暗号資産取引所 | 現物取引可能通貨数 | レバレッジ取引可能通貨数 |
---|---|---|
SBI VCトレード | 7種類 | 7種類 |
DMMビットコイン | 12種類 | 19種類 |
Coincheck | 17種類 | 取扱なし |
bitFlyer | 15種類 | 1種類 |
GMOコイン | 19種類 | 10種類 |
他サービスでは10銘柄以上扱える場合がほとんどです。
19種類もの暗号通貨を現物取引できるGMOコインや、15通貨でレバレッジ取引できるDMM Bitcoinなどと比べると、SBI VCトレードで扱える銘柄数は少ないと言えます。
ユーザー数が少ないため、売買板の総数も少ない
SBI VCトレードはユーザー数が少なく、結果として売買板の総数も少なくなっています。
仮想通貨(暗号資産)の取引には、「販売所形式」と「取引所形式」の2種類があります。
- 販売所形式
仮想通貨(暗号資産)交換業者とユーザー間で通貨を売買 - 取引所形式
仮想通貨(暗号資産)交換業者を介して、ユーザー同士で通貨を売買
販売所形式では購入手数料は無料のことが多いですが、その代わりにスプレッドが高くなることが多いです。
一方取引所形式では、各通貨に対しての買い注文と売り注文がさまざまな価格で入ることになります。
ユーザー数が多ければ多いほど、売買注文も増えるため、結果として売買板も増えます。
SBI VCトレードはユーザー数が少ないため、売買板の総数が少なくなってしまうことはデメリットと言えます。
SBI VCトレードがおすすめな方
SBI VCトレードは、仮想通貨(暗号資産)を初めて取引する方におすすめです。
SBI VCトレードでは口座開設時の本人確認がスマホで簡単にでき、さらに取引手数料が無料なので、取引開始時にかかる負担が少ないです。
SBI VCトレード取引銘柄数は少ないですが、初心者はビットコインなどの主要銘柄の取引がメインとなるでしょうから、あまり気にする必要もありません。
株式や債券のように配当金が出ず、売却することで利益を得ることが多い仮想通貨(暗号資産)において、貸暗号資産から得られる定期的な収入は長期保有者にとって強い味方となるでしょう。
SBI VCトレードの口コミ・評判
- 取引手数料が他社と比較して安い
- 少額投資が可能
- チャートがとても使いやすい
- 仮想通貨の取り扱いが少ない
取り扱い通貨も少ないので、本格的にやりたい人には向いていないと思います。
住信SBIと連携してるので、入金等は簡単に出来て良いと思います。
最低取引額が数百円と、初心者が仮想通貨に慣れるのに使用するのは良いと思います。
SBI VCトレードのよくある質問
ここからは、SBI VCトレードについてのよくある質問について紹介します。
SBI VCトレードは100円~簡単スタート
この記事では、SBI VCトレードの特徴やメリット・デメリットについて紹介してきました。
- スプレッドは業界最狭水準
- 最小100円から取引可能
- 現物売買・レバレッジ取引・仮想通貨(暗号資産)積立が一つの口座で完結
SBI VCトレードは最小100円から取引が始められるため、初心者向けの暗号資産取引サービスです。
口座開設もスマホで完結し、各種の取り扱い手数料も安いことから、暗号資産初心者でも負担は少ないでしょう。
また、取り扱いサービスメニューも豊富なため、これから仮想通貨取引口座を開設する方にとっておすすめの取引所の1つと言えます。
一方、取り扱っている仮想通貨(暗号資産)の銘柄数が少なかったり、ユーザー数が少ないため売買板が少なかったりと、中級者以上には物足りなく感じるかもしれません。
このような特性をふまえると、暗号資産初心者はまずSBI VCトレードで取引を開始し、仮想通貨(暗号資産)取引になれてきたら他サービスに展開していく流れがおすすめです。
その際、長期保有向けの貸仮想通貨(貸暗号資産)サービスを活用していくことで効率的な資産運用ができます。
これからSBI VCトレードの口座を開設される方は、この記事で紹介した内容を参考にしてみてください。