SBI証券は、最短翌営業日に口座開設が完了しすぐに取引を始められる証券会社です。
手数料の安さや商品ラインナップなどメリットが多く、800万以上の口座数を誇ります。
本記事では、SBI証券の口座開設についてまとめました。
手順や最短で口座開設する方法、必要書類、取引の始め方まで徹底解説します。SBI証券で取引を始めようと考えている方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
- スマホ完結手続きなら最短翌営業日に口座開設完了
- 最短で開設したいなら、マイナンバーカードまたは通知カード+運転免許証を用意
- 住信SBIネット銀行口座やNISA、FX口座も同時申し込み可能
- 郵送でも申し込めるが日数がかかる
※本記事の価格は全て税込みです。
SBI証券の口座開設で事前に準備するもの
最初に、SBI証券の口座開設に必要な書類を確認しましょう。
スマホを持っておりその場で撮影できる場合は、以下のいずれかの書類を用意するだけでOKです。
- マイナンバーカード
- 通知カード+運転免許証
スマホを持っていない場合・上記の書類を用意できない場合・過去に撮影した画像を使いたい場合は、以下の書類をそろえましょう。
- マイナンバーカード+本人確認書類いずれか1種類
- 通知カード+本人確認書類いずれか2種類
本人確認書類になるのは以下の書類です。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 住民基本台帳カード
- 住民票の写し・住民票の記載事項証明書
- 各種健康保険証
- 印鑑証明書
- 在留カード・特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- パスポート
詳しくは次の章で説明しますが、スムーズに口座開設したいならスマホで本人確認を済ませるのがおすすめです。
SBI証券を最短で口座開設するためのポイント
スマホで必要書類を提出できれば、ネット完結で申し込みでき最短翌営業日に取引を始められます。
- マイナンバーカード
- 通知カード+運転免許証
スマホを持っていて上記の書類を用意できるなら、郵送でのやり取りが一切必要がありません。
スマホを持っていない場合や上記の書類をそろえられない場合は、「郵送で口座開設」となり郵送でのやりとりが必要です。
郵送物を受け取ってからの取引開始となるため、ネット完結よりも日数がかかることを理解しておきましょう。
「オンラインでの口座開設」の場合、インターネットでお申し込み後、すぐ口座開設されます。(※なお、お取引を行うまでには、別途お時間を要しますので、こちらをご参照ください。)
「郵送での口座開設」の場合、口座開設申込書をご返送いただいてから口座開設までに10日程度お時間を要します。
SBI証券の審査基準
スムーズに口座開設をするために、事前にSBI証券の審査基準も確認しておきましょう。
SBI証券の口座を開設するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 日本に居住している
- 反社会的勢力でない
- 本人による申し込みである
- 証券会社に勤務していない
上記を満たしていれば、基本的には問題なく口座開設できるでしょう。
日本に居住していない方や反社会的勢力の方、証券会社に勤務している方は申し込みできません。
また、家族名義の口座を開設することはできません。必ず本人が手続きしてくださいね。
なお、SBI証券では、成人年齢の引き下げに伴って2022年4月より18歳以上であれば証券総合口座を開設できるようになっています(18歳未満は未成年口座を開設可能)。
SBI証券の口座開設の流れ
SBI証券の口座開設の手順は以下のとおりです。
- 口座開設の申し込み
- 本人確認書類の提出
- 初期設定
- 完了通知の受け取り
口座開設の方法は、インターネットと郵送の2種類です。手順について詳しくみていきましょう。
口座開設の申し込み
- STEP.申し込みページから口座開設に進む
- STEP.メールアドレスを登録
- STEP.認証コードを入力し、「次へ」をタップ
- STEP.お客さま情報を設定
- STEP.規約の確認
- STEP.口座の開設方法を選択
- 申し込みページの入力完了
「ネットで口座開設」を選択した場合は、申し込みページ入力後にユーザーネームとログインパスワードが発行されるので、忘れないよう控えてくださいね。
なお、住信SBIネット銀行口座やNISA口座を同時開設する場合は、申し込みページ入力時にチェックを入れましょう。
ただし、NISA口座については税務署での手続きが必要なため、日数がかかると理解しておいてください。
本人確認書類の提出
次に、本人確認を行います。本人確認では、書類の提出に加えて「顔の撮影」もしくは「銀行照会」が必要です。
ここでは、書類提出+顔の撮影の手順を紹介します。ネット・郵送での口座開設に分けてみていきましょう。
インターネットで口座開設する場合
ネットで口座開設をする場合の本人確認の方法は2種類です。
- スマホで本人確認を完結する場合(最短翌営業日に口座開設完了)
マイナンバーカードまたは通知カード+運転免許証 - それ以外の場合(郵送でのやり取りが発生するため日数がかかる)
マイナンバーカード+本人確認書類1種類or通知カード+本人確認書類2種類
- STEP.提出方法を選択し、ユーザーネームとパスワードでログイン
- STEP.確認のうえ、顔の撮影に進む
- STEP.指示に従って顔を撮影
- STEP.画像を確認し、次に進む
- STEP.指示に従い書類を撮影
- 確認のうえ問題がなければ完了
郵送で口座開設する場合
郵送で口座開設をする場合は、インターネットでの申し込み後、口座開設の手続きに必要な書類が普通郵便で届きます。
手順は以下のとおりです。
- SBI証券から「口座開設の手続きに必要な書類」が届く
- 必要事項を記入し、書類を返送
- SBI証券による審査
初期設定
取引開始までに初回ログインをして、初期設定を済ませておく必要があります。
- 申し込み完了時に発行されたユーザーネームとログインパスワードでログイン
- 「連絡先・職業・勤め先(または経営会社)について」の登録
- 「世帯主について」の登録
- 「インサイダー登録について」の登録(該当する場合のみ)
- 「振込先金融機関口座」の登録
- 「国内株式手数料プラン」「株式数比例配分方式」の登録
- 「投資に関するご質問」の登録
- アンケートの回答
- その他お取引口座の申し込み
「その他お取引口座の申し込み」では、証券総合口座以外の取引口座を申し込めます。申し込みできるのは、以下の口座です。
- 信用取引口座
- FX口座(外国為替保証金取引)
- 先物・オプション取引口座
- CFD(くりっく株365)取引口座
完了通知の受け取り
提出書類などの審査が完了すると、「口座開設完了通知」が届きます。
通知の方法は以下方法のいずれかで、申し込み時に選択可能です。
- 「メールで受け取る」を選択した場合
取引パスワード設定ページへのURLを申し込み時のメールアドレスに送付 - 「郵送で受け取る」を選択した場合
登録の住所宛てに、取引パスワードが記載された郵送物が簡易書留(転送不要)で届く
メールで受け取る場合は、メールに記載されたURLから取引パスワードを設定する必要があります。手順を確認しましょう。
- 口座開設完了通知メールのURLから取引パスワード設定ページにアクセス
- 必要事項の入力
- 認証コードが記載されたメールを確認
- 認証コードと初期取引パスワードを入力
- 取引開始
SBI証券の特徴とメリット
SBI証券 | ||
---|---|---|
口座数 | 約8,829,000口座 ※2022年6月末 | |
取引手数料 | スタンダードプラン(1注文制) | 1~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円 |
アクティブプラン(1日定額制) | ~100万円:0円 ~200万円:1,238円 ~300万円:1,691円 以降100万円ごとに295円ずつ増加 | |
ポイント還元 | 対象投資信託の月間平均保有額が、 1,000万円未満:年率0.1%相当のポイント 1,000万円以上:年率0.2%相当のポイント | |
ポイント投資 | Tポイントにて1P=1円で投資可能 | |
NISA | 〇 | |
つみたてNISA | 〇(188銘柄/2023年3月時点) | |
iDeCo | 〇(35銘柄/2023年3月時点) | |
投資信託 | 〇(約2,695銘柄/2023年3月現在) | |
IPO実績 | 117社 ※2022年3月通期 | |
外国株 | アメリカ、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア | |
アプリ | SBI証券 株アプリ かんたん積立 アプリなど | |
口座開設~取引までの日数 | 最短翌営業日 |
SBI証券は、国内株式個人取引シェアがトップの証券会社です。
手数料が業安水準であること、商品ラインナップの豊富さ、クレジットカード決済によるポイント付与などメリットが多く、たくさんのユーザーから人気を集めています。
SBI証券の口座数は800万を突破し、最も投資家かから選ばれている証券会社のひとつです。
SBI証券の主なメリットをまとめました。
- 手数料が安い
- IPO取扱数が多い
- 商品ラインナップや銘柄数が充実
- 投信積立のカード決済でVポイントが貯まる
- ポイント投資できる
SBI証券は手数料が安い
SBI証券の手数料は、業界最安水準です。国内株式取引には2つの手数料プランがあります。
- スタンダードプラン
1注文ごとに手数料がかかるプラン - アクティブプラン
1日の約定代金合計額に対して手数料がかかるプラン
スタンダードプランの現物取引手数料は楽天証券と並ぶ業界最安の手数料です。
約定代金 | 現物取引 | 信用取引 |
---|---|---|
5万円まで | 55円 | 99円 |
10万円まで | 99円 | |
20万円まで | 115円 | 148円 |
50万円まで | 275円 | 198円 |
100万円まで | 535円 | 385円 |
150万円まで | 640円 | |
3,000万円まで | 1,013円 | |
3,000万円以上 | 1,070円 |
アクティブプランについては1日の約定代金最大100万円まで手数料0円で取引できます。
SBI証券はIPO取扱数が多い
主要ネット証券会社のなかでもトップクラスのIPO取扱数を誇るのがSBI証券です。
2021年のIPO取扱実績は122社にのぼります。2021年の全上場会社数は125社であり、9割以上の銘柄を取り扱ったことになります。
IPO投資をしたいなら、SBI証券の口座を開設しておけば間違いないでしょう。
また、SBI証券のIPO投資には「IPOチャレンジポイント」というサービスがあります。
IPOに外れるとポイントが付与され、次回以降のIPO申し込み時に使うことでIPOに当選確率がアップ。
外れれば外れるほど当選しやすくなるのがメリットです。
SBI証券は商品ラインナップや銘柄数が充実
SBI証券は、IPO投資に限らず商品ラインナップや銘柄数が業界トップレベルです。
例えば、S株(単元未満株)を取り扱っており1株から株式を購入できます。しかも、買付手数料は実質無料です。
また、SBI証券で取引できる外国株は米国・中国・タイ・ロシアなど全9ヶ国。主要ネット証券のなかでも最多のバリエーションです。
さらに、つみたてNISAの銘柄数も170本以上と充実しているので、幅広い選択肢から検討できます。
SBI証券の投信積立のカード決済でVポイントが貯まる
SBI証券は、投信積立のクレジットカード決済に対応しています。
毎月100円~50,000円まで、三井住友カードで投信積立を購入することが可能。
決済額に応じて、0.5~2.0%の還元率でVポイントが貯まります。カードの種類ごとの還元率は以下のとおりです。
- 三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard
- 三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard
- 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/ Mastercard)
- 三井住友カード プラチナプリファード
- 三井住友カード(NL)
- 上記以外のVポイントが貯まるカード
他社と比べても還元率が高く、NISA・つみたてNISA口座での積立も対象です。
ポイント投資できる
SBI証券では、投資信託の買付にTポイントまたはPontaポイントを利用できます。
1ポイント=1円として少額から投資できるので、投資初心者でも気軽に始められるでしょう。
また、SBI証券には、投資信託の月間の平均保有金額に応じてポイントが貯まる「投信マイレージ」サービスがあります。
還元率は最大0.2%(一部銘柄は最大0.25%)と高くはないものの、投資信託を保有しているだけでポイントが付与されるのは大きなメリットでしょう。
SBI証券の入金方法と取引開始までのポイント
SBI証券の口座開設が完了した後の、取引の始め方について解説します。
- マイページにログイン
- 必要に応じて専用の取引口座を開設
- 資金を入金
- 商品を購入
専用の取引口座を開設
株式や投資信託の取引であれば、口座開設(証券総合口座)をして資金を入金すれば取引できますが、一部取引は専用の口座が必要です。
別途口座開設が必要な取引の例は以下のとおりです。
- NISA・つみたてNISA
- iDeCo
- 信用取引
- 外国株式取引き
- FX取引
- CFD(株365)取引
- 先物・オプション取引
- eワラント取引
- 金・銀・プラチナ取引
開設状況がわからない方は、マイページにて確認できます。
- SBI証券のマイページにログイン
- 「口座管理」を選択
- 「お客さま情報 設定・変更」を選択
- 「ご登録情報」を選択
- 「お客さま基本情報」内の「確認・変更」を確認
資金の入金方法
資金の入金方法は複数あります。
入金方法 | 手数料 | 即時入金 |
---|---|---|
即時入金 | 無料 | 〇 |
SBIハイブリッド預金 | 振替無料 | × |
リアルタイム入金 | 無料 | 〇 |
銀行振込入金 | 金融機関による | × |
振替入金(ゆうちょ銀行) | 無料 | × |
おすすめは手数料無料・即時反映の「即時入金」です。
手数料無料なうえに入金が即時に反映されるため、すぐに取引を開始できます。
事前に提携金融機関のインターネットバンキングの契約が必要です。以下の金融機関が対応しています。
- 住信SBIネット銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
- 楽天銀行
- PayPay銀行
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- スルガ銀行
- イオン銀行
即時入金の手順
即時入金を利用して資金を入金する際の手順を確認しましょう。
- STEP.マイページトップ画面の「入出金」をタップ
- STEP.金融機関を選択し、入金金額・取引パスワードを入力のうえ「確認」ボタンをタップ
- STEP.入力内容を確認のうえ、「入金実行」ボタンをタップ<
- STEP.選択した金融機関のサイトにログイン
- 案内に従って入金完了
商品購入
資金を入金できたら、商品を購入して取引を始めましょう。ここでは、投資信託と株取引の始め方を解説します。
投資信託の始め方
投資信託を金額指定で買付する方法を解説します。
- STEP.「銘柄詳細」画面で「買付」をタップ
- STEP.「金額指定買付」をタップ/div>STEP.目論見書などを確認のうえチェックを入れて、「同意して次へ」をタップSTEP.注文内容と取引パスワードを入力して「確認」をタップSTEP.内容を確認して「発注」をタップ発注完了
なお、口数指定買付や積立買付、つみたてNISA買付をしたい場合は、手順2のところでそれぞれ該当のボタンをタップしましょう。
その他の手順は金額指定買付の際と同様です。
株取引の始め方
株取引(現物)の買付方法を確認しましょう。
- TOP画面の銘柄検索の虫眼鏡アイコンをタップ
- 銘柄を検索
- 「注文」をタップ
- 注文内容を入力
- 内容を確認のうえ「注文発注」をタップ
- 注文完了
デイトレードするならツールも用意しておこう
SBI証券には、デイトレード取引にも使えるツール「HYPER SBI2」が用意されています。
デイトレード取引とは同一銘柄の売買を1日で完結させる取引のこと取引の状況を一目で確認でき、ドラッグ&ドロップで発注できるなどスピーディーな取引に役立つツールです。
無料で誰でも利用できるので、事前にダウンロードしておきましょう。
SBI証券の口座開設でよくある質問
最後に、SBI証券の口座開設に関する質問をまとめましたので参考にしてください。
SBI証券の口座開設にかかる日数は?スマホで本人確認を完結させられるなら、最短翌営業日に口座開設が完了します。SBI証券の口座開設方法は?ネットまたは郵送で手続きできますが、おすすめは郵送物のやりとりが不要のネット完結申し込みです。口座開設の際に必要な書類は?スマホがあればマイナンバーカードまたは通知カード+運転免許証のいずれかがあればOKです。SBI証券の口座開設はネット完結で簡単!
SBI証券の口座開設についてもう一度確認しましょう。SBI証券の口座開設- スマホ完結手続きなら最短翌営業日に口座開設完了
- 最短で開設したいなら、マイナンバーカードまたは通知カード+運転免許証を用意
- 住信SBIネット銀行口座やNISA、FX口座も同時申し込み可能
- 郵送でも申し込めるが日数がかかる
SBI証券の口座開設は、スマホを持っていてマイナンバーカードまたは通知カード+運転免許証を用意できれば最短翌営業日に完了します。
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