楽天証券に興味があるものの、「口座開設のやり方が分からない」「取引の始め方が分からない」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、楽天証券の口座開設・取引の始め方や注意点などをまとめました。
スマホから簡単に申し込みでき、最短で翌営業日に取引を開始できます。楽天証券に興味がある方はぜひ最後まで読んでくださいね。
- 最短翌営業日に口座開設完了
- 必要書類は本人確認書類と個人番号が分かるもの
- 最短で口座開設ならスマホ+運転免許証orマイナンバーカードを
- つみたてNISAやiDeCoなども同時申し込みできるが、日数がかかる
※本記事の価格は全て税込みです。
楽天証券の口座開設で事前に準備するもの
はじめに、楽天証券の口座開設時の必要書類を確認しましょう。
以下のいずれかの本人確認書類を事前に準備してください。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 住民票の写し・印鑑登録証明書
- 各種健康保険証
- 在留カード・特別永住者証明書
- パスポート
- 住民基本台帳カード
詳しくは後述しますが、すばやく口座開設を完了させたいなら運転免許証かマイナンバーカードを用意しましょう。
なお、取引をするには、本人確認書類のほかに通知カードなどの個人番号が分かるものが必要です(申し込み時に手元になくても手続き可)。
最短で口座開設するためのポイント
楽天証券の口座開設を最短で完了させるためのポイントを解説します。
- スマホ+運転免許証またはマイナンバーカードを用意する
- 不備なく申し込む
スマホ+運転免許証かマイナンバーカードを用意する
楽天証券の口座開設時には本人確認が必要ですが、その方法には2種類あります。
- スマホ+運転免許証またはマイナンバーカードを持っている場合
⇒スマホで本人確認(最短翌営業日) - それ以外の場合
⇒書類アップロードで本人確認(約5営業日)
最短で口座開設をしたいなら「スマホで本人確認」で提出しましょう。
最短翌営業日にログインIDがメールで送付され、その日のうちに取引を開始できます。
パソコンで申し込んだ場合や運転免許証またはマイナンバーカードがない場合は、ログインIDの通知が郵送で行われ、約5営業日かかってしまいます。
不備なく申し込む
基本的なことではありますが、最短で口座開設をするためには不備なく申し込むことが必要です。
公式サイトにも以下のような記載があります。
※口座開設手続きにおいて、お申込内容に不備等がある場合は、通常より開設完了までに日数がかかります。
申し込み内容に不備があった場合、再度手続きが必要になるため、スムーズに口座開設を完了させることができません。
申し込み時に入力する内容はもちろん、提出種類もミスのないように提出しましょう。
楽天証券の口座開設の流れ
では、楽天証券の口座開設の流れをみていきましょう。
- 申し込み・メールアドレス登録
- 本人確認書類の提出
- 本人情報の入力
- ログインIDの受け取り
- 初期設定(マイナンバーの提出)
申し込み・メールアドレス登録
まずは、口座開設の申し込み、メールアドレス登録を行います。
- STEP.申し込みページの「口座開設」ボタンをタップ
- STEP.「楽天会員の方」をタップ
- STEP.楽天会員のユーザIDとパスワードでログイン
- STEP.メールアドレスを確認して「同意のうえ、送信する」をタップ
- STEP.メールに記載されたURLをタップ
- 本人確認書類の提出へ
メールアドレスを登録すると確認のメールが届くので、メールに記載されたURLから申し込み画面に進みます。
本人確認書類の提出
次に、本人確認書類を選択して提出します。
スマホの有無、提出する本人確認書類の種類により提出方法が異なるので注意しましょう。
- スマホ+運転免許証またはマイナンバーカードを持っている場合
⇒スマホで本人確認(最短翌営業日) - それ以外の場合
⇒書類アップロードで本人確認(約5営業日)
スマホで本人確認の方法
運転免許証かマイナンバーカードを持っていてスマホで手続きできるなら、最短翌営業日に口座開設が完了します。
- STEP.本人確認書類を選択して進む
- STEP.「本人確認書類の撮影手順へ」をタップ
- STEP.「表面の撮影説明へ」をタップ
- STEP.「撮影をはじめる」をタップ
- STEP.表面を撮影
- STEP.表面を確認し、「厚みの撮影説明へ」をタップ
- STEP.厚みがわかるように撮影
- STEP.確認のうえ「裏面の撮影説明へ」をタップ
- STEP.「撮影をはじめる」をタップ
- STEP.裏面を撮影
- STEP.確認のうえ「顔写真撮影時の注意点へ」をタップ
- STEP.「顔写真の撮影へ」をタップ
- STEP.顔写真を撮影
- STEP.確認のうえ「次へ」をタップ
- STEP.「判定を始める」をタップ
- STEP.顔を枠の中に入れて、指示のとおり撮影
- 終了
書類アップロードで本人確認の方法
パソコンで手続きする場合や運転免許証またはマイナンバーカードを用意できない場合は、「書類アップロードで本人確認」を行います。
- STEP.「本人確認書類のアップロード」ボタンをクリック
- STEP.「参照」をクリック
- STEP.本人確認書類の画像を選択し、「開く」をクリック
- STEP.確認の上、「この画像をアップロードする」をクリック
- 終了
本人確認が完了すると、スマホでの本人確認とは違いログインID・初期パスワードが郵送で通知されます。
ログインID・初期パスワードの通知までに約5営業日かかることを理解しておきましょう。
本人情報の入力
画面の案内に従い、氏名や住所などの必要事項を入力します。
本人情報のほか、以下の項目も選択しましょう。
- 取引口座(特定口座・一般口座)
- NISA・つみたてNISA口座の開設有無
- その他サービスの選択(iDeCo・FX・信用取引口座)
取引口座(特定口座・一般口座)
取引口座は3種類あります。
特定口座(源泉徴収なし)と一般口座の場合は確定申告をする必要があるため、特別な理由がなければ特定口座(源泉徴収あり)を選びましょう。
証券会社が代わりに税金を納めてくれるので、難しい手続きが必要ありません。
NISA・つみたてNISA口座の開設有無
NIZA・つみたてNISA口座の開設も同時に申し込めます。
- NISA
投資信託などを年間120万円まで購入でき、最大5年間得た利益が非課税になる制度 - つみたてNISA
一定の投資信託を年間40万円まで購入でき、最大20年間得た利益が非課税になる制度
ただし、NISA・つみたてNISAは税務署での審査が必要なため、日数が3~5週間程度かかります。
その他サービスの選択(iDeCo・FX・信用取引口座)
楽天証券の口座開設で開設されるのは、総合口座です。
総合口座が開設されると、株や投資信託の取引は行えるようになりますが、その他取引をする場合は別途専用の口座を開設しなければなりません。
一部取引については口座開設時に同時申し込みすることが可能です。
- iDeCo
- FX
- 信用取引
- 楽天銀行
ただし、総合口座と比べて日数がかかる点は注意してくださいね。
なお、楽天銀行の口座を持っていない方も同時開設が可能です。楽天銀行との連携でお得になるので、開設しておくことをおすすめします。
最後に、パスワードを設定し、案内に従って確認や規約の同意を行うと、申し込み手続きは完了です。
ログインIDの受け取り
申し込みが完了して審査が完了すると、ログイン用のIDが通知されます。
スマホで本人確認をした場合はメールにて、書類アップロードで本人確認をした場合は初期パスワードとともに郵送で届きます。
初期設定(マイナンバーの提出)
ログインIDが送付されたら、楽天証券の会員サイトにログインしてください。
初期設定ページが表示されるので、暗証番号や勤務先情報など取引を始めるにあたって必要な情報を入力します。
設定が完了するとマイナンバー登録画面が表示されるため、案内に従って登録をすると手続きは完了。取引ができる状態になります。
なお、申し込み時に個人番号カードを提出した場合はマイナンバー登録画面は表示されません。
楽天証券の特徴とメリット
楽天証券 | ||
---|---|---|
口座数 | 約800万口座 ※2022年6月 | |
取引手数料 | 超割コース(1注文制) | 5万円まで:55円 10万円まで:99円 20万円まで:115円 50万円まで:275円 100万円まで:535円 150万円まで:640円 3,000万円まで:1,013円 3,000万円以上:1,070円 |
いちにち定額コース(1日定額制) | 100万円まで:0円 200万円まで:2,200円 300万円まで:3,300円 以降100万円増加毎に:1,100円 | |
ポイント還元率 | 0.2~1.0% | |
ポイント投資 | 楽天ポイント | |
NISA | 〇 | |
つみたてNISA | 〇(187銘柄/2023年3月現在) | |
iDeCo | 〇(32銘柄/2023年3月現在) | |
投資信託 | 〇(2,635銘柄/2023年3月現在) | |
IPO実績 | 65社 ※2022年 | |
外国株 | 米国、中国、アセアン、海外ETF | |
アプリ | iSPEED、iSPEED for iPad、iSPEED FX、iSPEED 先物OP | |
口座開設~取引までの日数 | 最短翌営業日 |
楽天証券は、楽天グループが運営するネット証券会社です。
投資信託のラインナップが2,600本以上(2022年4月現在)と多く、手数料の安さからも多くのユーザーから選ばれています。
さらに投資で楽天ポイントが貯まる&使えるなど、楽天ユーザーにとってお得な証券会社です。
- 楽天銀行「ハッピープログラム」でポイントが貯まる
- 積立投信のカード決済でポイントが貯まる
- 楽天銀行との連携で金利が最大5倍
- 各種キャンペーンが充実
- 手数料が業界最安水準
楽天銀行「ハッピープログラム」でポイントが貯まる
楽天銀行の「ハッピープログラム」は、対象の取引で楽天ポイントが貯まる、ATM・振込手数料の優遇が受けられる優遇プログラムです。
ハッピープログラムには、ベーシック・アドバンスト・プレミアム・VIP・スーパーVIPの5つの会員ステージが設けられています。
残高や取引件数に応じて決まる会員ステージごとに優遇を受けられるのが魅力です。
楽天証券では以下の取引がハッピープログラムの対象になっています。
会員ステージ | らくらく入金 | 自動入金(スイープ) |
---|---|---|
ベーシック | 1ポイント | 1ポイント |
アドバンスト | ||
プレミアム | 2ポイント | 2ポイント |
VIP | 3ポイント | 3ポイント |
スーパーVIP |
ハッピープログラムを活用すれば、楽天ポイントがより効率よく貯まるうえにATM・振込手数料も節約できます。
積立投信のカード決済でポイントが貯まる
楽天証券で積立投資信託をする際に楽天カード決済をすれば、1.0%の還元率で楽天ポイントが貯まります(2022年9月以降一部銘柄は0.2%還元へ改定予定)。
楽天ポイントが貯まるだけではなく、貯まった楽天ポイントを取引に充てられるので、投資に慣れていない方も気軽に利用できるでしょう。
楽天銀行との連携で金利が最大5倍
楽天証券と楽天銀行の口座連携サービス「マネーブリッジ」を利用すれば、普通預金の金利が最大5倍に優遇されます。
楽天銀行の普通預金金利は通常年0.02%ですが、マネーブリッジを利用して楽天証券と連携させれば最大年0.1%になります。
しかも、マネーブリッジに登録すれば「自動入出金(スイープ)」が利用可能に。
自動入出金(スイープ)を使えば買付時や現金出金時の手間が省け、よりスムーズに取引ができます。
各種キャンペーンが充実
楽天証券では、随時さまざまなキャンペーンが開催されています。
国内株式・外国株式・iDeCo・FX・楽天銀行など、キャンペーンによってお得な取引ができる可能性があります。
エントリーが必要なキャンペーンもあるため、口座開設前に確認しておきましょう。
手数料が業界最安水準
楽天証券は手数料が業界最安水準です。
楽天証券には、2つのコースがありそれぞれで手数料が決まっています。
- 超割コース
1回の取引金額により手数料が決まる - いちにち定額コース
1日の合計取引金額(現物取引・信用取引)で手数料が決まる
超割コースで国内株の現物取引をする際の手数料は以下のとおりです。
約定代金 | 手数料 |
---|---|
5万円まで | 55円 |
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
150万円まで | 640円 |
3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
いちにち定額コースの場合は、1日につき100万円まで0円で取引できます。
また、投資信託の買付手数料なども無料です。リーズナブルな手数料なので初めて利用する方も安心でしょう。
楽天証券入金方法と取引開始までのポイント
口座開設完了後の取引の始め方について解説します。
手順は以下のとおりです。
- 専用口座の開設
- 資金入金
- 商品購入
専用口座(NISA・FXなど)の開設
先に述べたとおり、楽天証券の口座開設では総合口座のみが開設されます。
取引内容によっては、別途専用口座を開設しなければなりません。
申し込みが必要な取引は以下のとおりです。
- NISA・つみたてNISA
- iDeCo
- FX
- 金・プラチナ
- 信用取引
- 先物・オプション取引
- 海外先物取引
- 国内商品先物取引
楽天証券会員サイトにログイン後、ホーム画面の「各種口座開設」から申し込めます。
なお、専用口座を開設する際にもそれぞれ審査が行われ、通過した場合にのみ取引できます。
株式や投資信託については、専用口座の開設は不要です。資金を入金して取引を始めましょう。
資金の入金方法
資金の入金方法は以下の3種類です。
入金方法 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|
マネーブリッジらくらく入金 | 無料 | ワンクリックで入金完了 |
リアルタイム入金 | 楽天証券から各銀行のネットバンキングサービスを呼び出して入金 | |
通常振込入金 | 金融機関所定の手数料 | 振込入金専用の銀行口座に振込 |
最もおすすめの入金方法は「マネーブリッジらくらく入金」です。
手数料は無料、原則24時間リアルタイムで資金移動できます。
楽天銀行と楽天証券を連携する「マネーブリッジ」の登録が必要ですが、普通預金の金利優遇もあるので登録しておくのがおすすめです。
以下の手順に沿ってマネーブリッジの登録&入金を行いましょう(所要時間約1分)。
- STEP.楽天証券会員サイトの「マネーブリッジ」を選択
- STEP.「らくらく入金」を選択
- STEP.金額を入力して入金
- 終了
商品購入
資金入金が完了すると、取引を始められます。
取引により購入方法が異なるので、ここでは投資信託と株式について簡単に説明します。
投資信託の取引の始め方
投資信託は以下の手順で購入できます。
- 投資信託を探す(ファンド名検索or投信スーパーサーチ)
- 購入ボタンを選択(スポット購入or積立購入)
- 目論見書などの内容を確認
- 買付金額・分配金区分などを選択
- 取引暗証番号を入力して注文
スポット購入は好きなタイミングで買う方法、積立購入は一定額を定期的に購入していく方法です。
株取引の始め方
株式は以下の手順で注文できます。
- 株式を探す(銘柄名・銘柄コード検索orスーパースクリーナー)
- 銘柄ページの「現物買い」を選択
- 注文内容の入力
- 取引暗証番号を入力して注文
楽天証券では、「マーケットスピード II」など取引ツールが充実しています。
1日で購入・売却を完結するデイトレード取引をする場合などにぜひ活用しましょう。
楽天証券の口座開設でよくある質問
最後に、楽天証券の口座開設に関するよくある質問をまとめましたので参考にしてください。
楽天証券の口座開設は簡単&最短翌営業日に完了
楽天証券の口座開設についてもう一度確認しましょう。
- 最短翌営業日に口座開設完了
- 必要書類は本人確認書類と個人番号が分かるもの
- 最短で口座開設したいならスマホ+運転免許証またはマイナンバーカードを用意
- つみたてNISAやiDeCoなども同時申し込みできるが、日数がかかる
スマホと運転免許証またはマイナンバーカードがあれば、最短翌営業日に口座開設が完了します。
スマホひとつで手続きでき来店不要ですぐに株や投資信託の取引が可能。
楽天ポイントを運用に充てることもできるので、初めての方も気軽に利用できますよ。
ただし、つみたてNISAやiDeCoなどの取引を行う場合は通常より日数がかかることを頭に入れておいてください。
楽天サービスを利用している方は、この機会にぜひ楽天証券の口座開設をしてくださいね。