マネックス証券の口座開設の流れ|必要な書類からかかる日数まで解説

IPOに取り扱いに力を入れていて米国株の取り扱いが豊富などの特徴があるマネックス証券は5大ネット証券のうちの1つです。今回はマネックス証券の基本情報や特徴、口座開設の手順など解説するので、マネックス証券に興味がある方はぜひ参考にしてください。
  • 2022年9月27日

IPOに取り扱いに力を入れている、米国株の取り扱いが豊富などの特徴があるマネックス証券は、5大ネット証券のうちの1つです。

マネックス証券の口座開設はスマホから行うと最短翌営業日には開設でき、手続きも簡単といった特徴があります。

今回はマネックス証券の基本情報や特徴、口座開設の手順や手数料プランなど詳細に解説します。

マネックス証券に興味がある方はぜひ参考にしてください。

※本記事の価格は全て税込みです。

マネックス証券の基本情報

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マネックスグループ株式会社の完全子会社であるマネックス証券は、1999年に設立した証券会社です。

SBI証券、松井証券、楽天証券、auカブコム証券と並ぶ5大ネット証券と呼ばれてきたマネックス証券は、常に人気ランキング上位にランクインする人気証券会社でもあります。

取扱商品はNISAやつみたてNISA、iDeCo、IPOなど数多く、投資初心者から上級者まで幅広い層に利用されています。

マネックス証券のメリット

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投資初心者から上級者まで幅広い層に利用されているマネックス証券には、次の3つのメリットがあります。

マネックス証券のメリット
  • IPOの抽選が平等
  • 米国株の取り扱いが豊富
  • 高性能な無料ツール

それではそれぞれのメリットについて見てきましょう。

IPOの抽選が平等

IPOの抽選が平等

マネックス証券ではIPOの抽選が完全平等のもと行われています。

IPOとは?
IPO(新規公開株)は、それまで証券取引所に上場していなかった企業が、株式を新規に上場する際に新株の発行(公募増資)や売出を行う株式です。

証券会社によってはIPOの抽選が平等ではなく、申し込み株式数に依存したり、取引状況に左右されたりする場合もあります。

マネックス証券では完全平等でIPO抽選が行われるため、資金が少ない方や投資初心者の方でも平等に当選する可能性があるのです。

また、IPOの引受け件数実績が全証券会社でトップ5という実績もあり、証券会社の中でもIPOに強い証券会社ともいえます。
※2018年度 新規公開株引受け件数実績、マネックス証券調べ

米国株の取り扱いが豊富

米国株の取り扱いが豊富

マネックス証券では米国株の取り扱いが豊富であり、その取扱銘柄数は5,000を超えています。
※2022年1月13日時点

大型銘柄にくわえて、中小型銘柄の取り揃えも豊富であるため、米国株式に力を入れたい方にとってうってつけの証券会社といえます。

さらに、マネックス証券の取引手数料はお得であり、約定代金の0.495%(税込)で購入可能です。

1ドル=100円の場合、1万円の約定代金の際には、取引手数料はたったの49円です。

高性能な無料ツール

高性能な無料ツール

マネックストレーダーや銘柄スカウター、チャートフォリオなど、高性能な無料ツールが豊富な点もマネックス証券の強みです。

それぞれのツールの使い勝手は良く、投資初心者の方でも簡単に使いこなせる点も魅力的ですね。

ツールの種類が豊富なので、用途ごとに使い分けることをおすすめします。

マネックス証券のデメリット

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マネックス証券には、IPOの抽選が平等である、米国株の取り扱いが豊富など多くのメリットがある反面、下記のデメリットもあります。

マネックス証券のデメリット
  • 外国株式の種類が少ない
  • マネックスポイントが利用できる商品が少ない

マネックス証券を有効活用するためには、メリットだけでなくデメリットについて知っておく必要があります。

それではそれぞれのデメリットについて見てきましょう。

外国株式の種類が少ない

外国株式の種類が少ない

マネックス証券は米国株や中国株の取り扱いには強いですが、韓国やロシア、ベトナムなどの外国株の取り扱いがありません

そのため、米国株や中国株以外にも投資をしたい方にとっては、マネックス証券は少し物足りなく感じるかもしれません。

韓国やロシアなどの外国株を購入したい方は、SBI証券などで購入することをおすすめします。

マネックスポイントが利用できる商品が少ない

マネックスポイントが利用できる商品が少ない

マネックス証券では、株の売買や投資信託を保有することによってマネックスポイントが貯まります。

マネックスポイントは、dポイントやT-POINTに交換できるほか、株式手数料にも充当できるといったメリットがあります。

ただし、株式手数料として利用できるのは国内株のみであり、購入代金に充当できるのは暗号資産のみです。

取扱商品が多いマネックス証券ですが、すべての商品でマネックスポイントが利用できないのは少し残念ですね。

マネックス証券の口座開設で必要な書類

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マネックス証券の口座開設で必要になる書類は、オンラインによる口座開設か郵送による口座開設かによって異なります。

オンラインによる口座開設の場合、個人番号カードまたは運転免許証と通知カードが必要です。

郵送による口座開設の場合、顔写真付きの本人確認書類1点、または顔写真のない本人確認書類2点を提出する必要があります。

顔写真付きの本人確認書類(1点)
  • 個人番号カード
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード
  • 各種福祉手帳
顔写真なしの本人確認書類(2点)
  • 住民票の写し
  • 住民票の記載事項証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 健康保険証
  • 年金手帳
  • 児童扶養手当証書
  • 医療受給者証
  • 医療手帳

マネックス証券の口座開設の流れ

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マネックス証券の口座開設は以下の2パターンで行います。

  • オンラインによる口座開設
  • 郵送による口座開設

オンラインによる口座開設の場合、最短1営業日で口座開設できます。

すぐに取引を始めたい方はオンラインによる口座開設がおすすめです。

それではそれぞれの口座開設の流れを見ていきましょう。

オンラインによる口座開設

オンラインによる口座開設

以下の手順によって口座開設できます。

  1. STEP.
    公式サイトから無料口座開設を申し込む
    公式サイトの「無料口座開設はこちら」をタップします。

    無料口座開設を申し込み画面

  2. STEP.
    口座開設方法を選択
    「オンライン」か「郵送」を選択できるため、「オンライン」を選択し、ページ下部にある「お申込みフォームへ」をタップします。

    口座開設方法を選択画面

  3. STEP.
    メールアドレスを登録
    登録したメールアドレスに登録案内メールが届きます。

    メールアドレス登録画面

  4. STEP.
    個人情報の入力
    名前や住所、電話などの情報を入力します。

    個人情報入力画面

  5. STEP.
    本人確認書類の提出
    上記で解説した本人確認書類を提出します。

    本人確認書類の提出

  6.                 

  7. STEP.
    本人認証
    「顔による認証」か「銀行口座による認証」どちらかの方法で本人認証を行います。

    本人認証画面

  8. STEP.
    口座情報の入力
    銀行口座の登録や特定口座の開設申請などを行います。

    口座情報入力画面

  9. STEP.
    職業情報の入力
    現在の職業を入力します。

    職業情報の入力画面

  10.                 

    STEP.
    申し込み内容の確認
    申し込みフォームに入力した内容を確認し「お申込みを完了する」をタップします。

    申し込み内容の確認画面

  11. STEP.
    開設完了メールの受信
    マネックス証券での審査終了後、「証券総合取引口座開設完了のお知らせ」の件名で口座開設通知メールが届きます。
  12. 終了

郵送による口座開設

郵送による口座開設

以下の手順によって口座開設できます。

  1. STEP.
    公式サイトから無料口座開設を申し込む
    公式サイトの「無料口座開設はこちら」をタップします。

    無料口座開設画面

  2. STEP.
    口座開設方法を選択
    「オンライン」か「郵送」を選択できるため、「郵送」を選択し、ページ下部にある「お申込みフォームへ」をタップします。

    口座開設方法選択画面

  3. STEP.
    申込フォーム入力
    オンラインによる口座開設と同様に、名前や住所など必要事項を入力し、口座開設キットを請求します。
  4. STEP.
    口座開設キットの受取
    口座開設キットには、マネックス証券の利用規約や返信用封筒等と共に、返送が必要な書類(証券総合取引口座開設申込書、個人番号提供書)が同封されています。
  5. STEP.
    申込書類の返送
    返信用封筒で、証券総合取引口座開設申込書、本人確認書類のコピー、個人番号提供書、マイナンバーが確認できる書類のコピー、以上4点を返送をします。

    申込書類の返送

  6. STEP.
    口座開設通知の受取
    マネックス証券での審査終了後、簡易書留にて郵送される「証券総合取引口座開設完了のお知らせ(口座開設通知)」が届きます。
  7. 終了

マネックス証券の口座開設にかかる日数

マネックス証券の口座開設にかかる日数

マネックス証券の口座開設にかかる日数は取引口座によって異なります

取引口座は主に以下の3種類に区分されます。

マネックス証券の口座の種類
  • 証券総合取引口座
  • 外国株取引口座
  • NISA・つみたてNISA口座

証券総合取引口座の開設にかかる日数

証券総合取引口座の開設にかかる日数

証券総合取引口座を開設する場合、口座開設をオンラインで行うか郵送で行うかによって日数が異なります。

オンライン口座開設の場合、2~3営業日程度で口座開設が完了し、最短で申込日の翌営業日に口座開設完了のメールが届きます。

すぐに取引を始めたい方は、オンラインで口座開設をしましょう。

郵送口座開設の場合、1週間から10日程度で口座開設が完了します。

最短で申込日に口座開設キットが発送され、返送した申込書がマネックス証券に到着後、最短で3営業日目に口座開設通知が発送されます。

外国株取引口座の開設にかかる日数

外国株取引口座の開設にかかる日数

外国株取引口座は、国内営業日の15:30までに申込むと、翌営業日から取引が可能です。

外国株取引口座を開設するためには、証券総合取引口座を開設する必要があるので、証券総合取引口座を開設していない場合は先に開設しておきましょう。

ただし、2020年3月16日以降に証券総合取引口座を開設した場合、自動的に外国株取引口座も開設されるため、再度申込む必要はありません。

2020年3月16日より前に証券総合取引口座を開設した方は、外国株取引口座の開設申請は別途行う必要があります。

NISA・つみたてNISA口座の開設にかかる日数

NISA・つみたてNISA口座の開設にかかる日数

NISA(つみたてNISAを含む)口座を他の金融機関も含めてはじめて開設する場合、申込書をマネックス証券に提出後に税務署の審査が行われ、約1~2週間後に口座開設完了となります。

他金融機関からマネックス証券へのNISA金融機関変更や再開設の場合も同様に、申込書を提出後約1~2週間後に口座開設完了となります。

マネックス証券の口座を未成年が開設する場合

マネックス証券の口座を未成年が開設する場合

未成年者は郵送による口座開設でのみ、マネックス証券の口座開設を行えます。

また未成年者の口座開設手続きは、下記の点で成年者と異なるので注意が必要です。

未成年者の口座開設の注意点
  • 法定代理人の届出が必要
  • 法定代理人として認められるのは、原則マネックス証券の口座を開設している親権を有する人のみです。

    口座開設申込書の「未成年者に係る法定代理人届出書」欄に記載をし、提出する必要があります。

  • 法定代理人との関係を証明できる公的書類が必要
  • 法定代理人との続柄がわかる確認書類(住民票など)および両者の本人確認書類の提出が必要になります。

マネックス証券の手数料プラン

取引手数料

マネックス証券では取引の状況に応じて、月次で手数料コースを変更ができます。

手数料コースには次の2つがあります。

  • 取引毎手数料
  • 1回のお取引における約定金額に対して手数料が発生するコース

  • 一日定額手数料
  • 1日の約定金額の合計に対して手数料が発生するコース

約定金額と取引金額ともに少ない場合は、取引毎手数料コースがお得であり、約定金額もしくは取引金額のどちらかが多い場合は、一日定額手数料コースがお得です。

下記に約定金額と手数料コース毎の取引手数料をまとめました。

約定金額取引毎一日定額
現物信用
~5万円以下50円(税込:55円)90円(税込:99円)500円(税込:550円)
5万円超~10万円以下90円(税込:99円)
10万円超~20万円以下105円(税込:115円)135円(税込:148円)
20万円超~50万円以下250円(税込:275円)180円(税込:198円)
50万円超~100万円以下487円(税込:535円)350円(税込:385円)
100万円超~150万円以下582円(税込:640円)100万円超、約定金額300万円ごとに2,500円(税込:2,750円)
150万円超~3,000万円以下921円(税込:1,013円)
3,000万円~973円(税込:1,070円)

マネックス証券の口座の種類

マネックス証券の口座の種類

先にも述べましたが、マネックス証券の口座は主に3種類あります。

マネックス証券の口座の種類
  • 証券総合取引口座
    株式や投資信託を売買するために必要な口座
  • 外国株取引口座
    海外の株式取引をするために必要な口座
  • NISA口座
    NISA、つみたてNISAで投資をするために必要な口座

また、証券総合取引口座は「特定口座」と「一般口座」に分かれ、特定口座はさらに「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」に分かれます。

 特定口座(源泉徴収あり)特定口座(源泉徴収なし)一般口座
確定申告不要必要必要
年間取引報告書証券会社が作成証券会社が作成自分で作成
その他確定申告は不要証券会社が作成する年間取引報告書をもとに自分で確定申告投資の損益を自分で計算。年間取引報告書を作成したうえで確定申告を行う

マネックス証券の口座はスマホで簡単に開設できる!

注目マネックス証券の注目ポイント
  • IPOの抽選が平等
  • 米国株の取り扱いが豊富
  • 高性能な無料ツールが豊富
  • スマホで簡単に口座開設
  • 未成年者でも口座開設可能

マネックス証券は資金が少ない方や投資初心者の方でも平等にIPO抽選が行われ、IPOの引受け件数実績が全証券会社でトップ5という実績もあるほどIPOに力を入れています。

米国株や中国株の取扱も多いため、国内株以外にも購入希望がある方にとっておすすめの証券会社です。

高性能な無料ツールも揃っているため、投資初心者の方でも安心して利用できる点も魅力的ですね。

スマホで簡単に口座開設でき、オンラインによる口座開設を申し込めば、最短翌営業日には口座開設が完了します。

また、未成年者でも口座開設できるため、投資に興味がある学生の方は、ぜひマネックス証券で口座開設してみてはいかがでしょうか。