松井証券の口座開設の流れ|必要な書類からかかる日数まで完全網羅

松井証券は、手数料体系がシンプルで分かりやすいことやサポート体制が充実していることから、初心者におすすめの証券会社といえます。口座開設も簡単で、最短3日で取引を開始できます。松井証券のメリット、デメリットから口座開設の流れまでを解説します。
  • 2022年5月25日
  • 2022年5月25日
はじめての松井証券 口座開設の流れ

投資を始めるときに重要なのは、証券会社選びです。

松井証券なら老舗の安心感があり、サービスも充実しています。

本記事では、投資情報ツールやロボアドバイザーなど、松井証券ならではのメリットを紹介します。

口座開設の流れも解説しますので、申し込みの際に参考にしてください。

松井証券の特徴
  • 手数料体系がシンプルで分かりやすい
  • 誰でも簡単に資産運用が可能
  • 申し込みはWEB・郵送から選べる
  • 必要書類:マイナンバー確認書類・本人確認書類

※本記事の価格は全て税込みです。

松井証券の特徴

基本情報・特徴

松井証券は、100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社です。

ネット証券としても有名で、無期限信用取引や一日信用取引など業界初のサービスを多数打ち出してきました。

  • 無期限信用取引:6か月の期限が設定されていない信用取引
  • 一日信用取引:返済期限が当日の、デイトレード専用の信用取引、1日に何度取引しても手数料が0円
取扱商品も豊富で、近年利用者が増えている、つみたてNISAやiDeCoの取扱もあります。

松井証券のメリット

松井証券を利用すると、以下のメリットがあります。

松井証券のメリット
  • ボックスレートで手数料がお得
  • 投資情報ツールが無料で使える
  • ロボアドバイザーが利用できる
  • PTS取引(夜間取引)が可能
  • サポート体制が手厚い
  • 毎月ポイント・現金還元サービス

ボックスレートで手数料がお得

手数料は使い方で安くなる

松井証券の手数料は、「ボックスレート」という手数料体系が採用されています。

ボックスレートは、1日の約定代金に応じて手数料が決定し、何回取引しても定額です。

松井証券の手数料
1日の約定代金合計金額26歳以上25歳以下
50万円まで
0円0円
100万円まで1,100円0円
200万円まで2,200円0円

現物・信用取引ともに1日あたり約定金額の合計が50万円以下であれば手数料は無料になります。

200万円以降は、100万円増えるごとに1,100円が加算され、1億円超の手数料110,000円が上限です。

25歳以下の方は、50万円以上でも手数料0円で売買できるのでお得!

若年層から早めに資産形成をしたい方にもおすすめです。

投資情報ツールが無料で使える

松井証券 スマホアプリ

高機能な発注機能を搭載したトレーディングツール「ネットストック・ハイスピード」が利用可能です。

「ネットストック・ハイスピード」は、最短ワンクリックで発注が可能。

刻々と変化する市場に対応しやすいメリットがあります。

また、複数銘柄のチャートを一括表示できたり、株価、チャート、気配、注文発注・照会機能が1つの画面で見れるなど、使いやすい仕様になっています。

そのほか、以下のツールが無料で利用できます。

松井証券が用意する便利ツール
  • 株価ボード
    登録した銘柄のリアルタイム株価情報を一覧できるツール
  • 株アプリ
    株価情報の収集、取引が可能なスマホ向けトレーディングアプリ
  • 株touch
    株式、先物・オプション取引に対応したスマホ用アプリ
  • 投信アプリ
    投資信託の購入・運用機能を備えたスマホ用アプリ
  • 株価教えて!by松井証券
    Alexa対応のスマートスピーカーで使える音声情報サービス
  • QUICK情報
    リアルタイム株価、ニュース、決算情報が分かる情報ツール
  • QUICKリサーチネット
    アナリストによるマーケットや個別銘柄の分析を閲覧できるツール
  • テーマ投資ガイド
    注目テーマに沿った銘柄をランキングで紹介する情報ツール
  • アクティビスト追跡ツール
    投資動向をチャート上で視覚的にチェックできる情報ツール
  • 松井FP~将来シミュレーター~
    WEB上でファイナンシャルプランナーと直接やりとりができるツール

ロボアドバイザーが利用できる

ロボアドバイザー 投信工房

松井証券のロボアドバイザー(投資工房)とは、プロの投資家に利用されている理論をもとに、最適な投資プランを提案してくれるサービスです。

簡単な質問に答えるだけで、どの商品にどのくらい投資すればよいのかを提案してくれます。

最低投資額は100円からなので、気軽に始められます。

かかるコストは、最大で信託報酬等0.37%(投資信託の運用や管理にかかる費用)のみ。ロボアドバイザー利用料・投資信託の購入時手数料は0円です。

PTS取引(夜間取引)が可能

PTS取引(夜間取引)とは、証券会社が独自に開いている証券所で、証券取引所が開いていない時間帯でも取引ができます。

  • デイタイム・セッション:8時20分~15時30分
  • ナイトタイム・セッション:17時~23時59分

一般的に証券取引所が開いている時間帯は、午前9時~11時30分、午後12時30分~15時の間なので、日中忙しい方でも夜に取引が可能です。

PTSなら、早朝や昼休みでも取り引きができます!

サポート体制が手厚い

サポート体制が手厚い

パソコンやスマホの操作に不慣れな方は、リモートサポートが受けられます。

取引ツールの画面を共有しながら操作方法を教えてもらえるので、使い方が分からない方でも安心です。

また、24時間利用できる専用フォームやオペレーターに直接相談できるフリーコールも用意されています。

松井証券は、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の証券業界におけるサポートトータル格付け・問い合わせ窓口格付け、いずれも2021年時点で11年連続三つ星を獲得しています。

毎月ポイント・現金還元サービス

松井証券 投信ポイント還元

投資信託を保有すると、信託報酬という手数料がかかります。

信託報酬とは、投資信託の運用や管理にかかる費用です。信託財産の中から純資産総額に対して何%という形で毎日天引きされています。

松井証券では、信託報酬の一部が松井証券ポイントまたは現金で還元されます。

信託報酬が0.3%以上の投資信託を対象に、最大0.85%(現金還元の場合は0.78%)のポイント還元。

例えば、3,000万円分の投資信託の場合、毎月11,000円相当、年間132,000円相当になり、かなりお得です。

業界初の還元サービスも、松井証券の魅力の1つですね。

松井証券ポイントは、Amazonギフトに交換できるほか、投資信託の積立にも利用できます。

松井証券のデメリット

デメリット

松井証券には、以下のようなデメリットもあるので確認しておいてください。

松井証券のデメリット
  • 取引金額が50万円以上だと手数料が割高
  • 米国株の取扱銘柄が少ない

取引金額が50万円以上だと手数料が割高

取引金額が50万円以上だと手数料が割高

松井証券の手数料は50万円までは0円ですが、50万円以上の場合、100万円までは1,100円、200万円までは2,200円、以降100万円ごとに1,100円の手数料が追加されます。

これは、ネット証券の手数料としては割高です。

例えば、楽天証券超割コースの現物取引手数料と比べると、以下のようになります。

1日の取引合計額松井証券楽天証券超割コース
50万円0円275円
100万円1,100円535円
200万円2,200円1,013円
300万円3,300円1,013円

100万円以上の取引では、楽天証券の手数料は松井証券のほぼ半額になります。

まとまった金額を取引する場合は、手数料が割高になる松井証券は不向きといえます。

米国株の取扱銘柄が少ない

松井証券は、2022年2月から米国株取引サービスの提供を開始しました。

2022年5月現在では、496銘柄の取り扱いがありますが、他社に比べるとまだまだ少ないです。

5,000銘柄以上の取扱があるSBI証券とはかなりの差がありますが、まだ始まったばかりなので松井証券も順次拡充予定と思われます。

気になる方は定期的に公式サイトをチェックしてみてください。

松井証券の口座解説に必要な書類

口座開設に必要なもの

松井証券の口座を開設するには、最新の氏名・住所等が記載されたマイナンバー確認書類と、本人確認書類が必要です。

マイナンバー確認書類

以下のいずれか1点が必要です。

  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 通知カード
  • マイナンバーの記載がある住民票の写しまたは住民票記載事項証明書(発行日から6ヵ月以内のもの)

マイナンバーカード(個人番号カード)なら、本人確認書類と兼用できます。有効期限内のもので、表面、裏面のコピーが必要です。

通知カードの場合も、記載事項に変更がないかを確認しておきましょう。裏面に記載があればコピーが必要です。

本人確認書類

以下の中から、顔写真付きの場合は1点、顔写真なしの場合は2点必要です。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • 住民票
  • 印鑑登録証明書
  • 住民基本台帳カード
  • マイナンバーカード(個人番号カード)

松井証券の申し込み方法は2通り

松井証券の申し込み方法は、WEB申し込み、郵送申し込みの2通りから選べます。

どちらの申し込み方法を選んでも、証券口座の開設と同時に、信用取引口座、先物・オプション取引口座、FX口座の開設が可能です。

WEB申し込み

WEB申し込みは、手続きがWEB上で完結します。最短3日で取引開始が可能なので、口座開設を急いでいる方はおすすめです。

必要書類は、マイナンバー確認書類と本人確認書類。スマートフォンから申し込めば、必要書類のアップロードも簡単です。

ただし、入力情報とアップロードした書類の内容が異なると口座開設はできません。住所等に誤りがないか確認しておきましょう。

申込書の取り寄せ

郵送で申し込みたい方や20歳未満の方は、申込書の取り寄せが必要です。

WEB上で必要事項を入力すると、入力した内容が記載された申込書が松井証券から郵送されます。

郵送申し込みは、口座開設までに1週間程度かかります。

松井証券の口座開設の流れ

口座開設の流れ

松井証券の口座開設の流れを解説します。

まずはWEB申し込みの流れを見ていきましょう。

WEB申し込みの場合

Web申し込み

スマートフォンにおける「eKYC」を利用した申し込みの手順を解説します。

マイナンバー確認書類と本人確認書類を手元に用意しておいて下さい。

  1. 松井証券WEBサイト内の口座開設ボタンをクリック
  2. 「オンラインで申し込む」を選択
  3. メールアドレスを登録して送信
  4. 口座開設情報の入力
  5. 確認書類のアップロード
  6. 口座開設のお知らせ(ログインID等記載)がメールで届く
  7. ログインして取引開始

信用取引口座、先物・オプション取引口座、FX口座の同時開設を申し込むこともできます。

その場合は、口座開設情報を入力する際に、開設を希望する口座の「開設する」にチェックを入れてください。

証券口座開設後に各口座の開設申込画面に移動し、約款などの書面への承諾を行えば口座開設が完了します。

郵送申し込みの場合

郵送申し込みの場合

申込書を取り寄せて郵送で口座開設する場合は、以下の手順になります。

  1. 松井証券WEBサイト内の口座開設ボタンをクリック
  2. 「申込書を取り寄せる」を選択
  3. 口座開設情報の入力・送信
  4. 申込書が松井証券から郵送される
  5. 申込書に署名する
  6. 本人確認書類とマイナンバー確認書類を用意する
  7. 申込書・本人確認書類・マイナンバー確認書類を郵送する
  8. 口座開設のお知らせ(ログインID記載)が届く
  9. ログインして取引開始

同時口座開設を申し込む場合は、口座開設情報の入力画面から手続きをします。

開設を希望する口座の「開設する」欄にチェック。その後、約款などの内容を確認して承諾を行えばOKです。

松井証券は初心者の方や25歳以下の方におすすめ

松井証券は初心者の方や25歳以下の方におすすめ

松井証券が初心者や25歳以下の方におすすめな理由
  • 約定代金50万円以下なら売買手数料無料
  • 25歳以下は現物・信用取引ともに手数料無料
  • 初心者向けのツールが豊富
  • ロボアドバイザーで簡単に資産運用が可能
  • 画面共有で使い方を教えてもらえる

松井証券は、老舗証券会社のノウハウを生かして、初心者にもやさしいサービスを次々打ち出しています。

定額手数料体系のボックスレートは、1日50万円までの取引なら手数料が無料。25歳以下なら現物・信用取引ともに手数料無料です。

リスクが心配で高額投資できない方やあまり投資資金を用意できない若年層の方は、手数料が安くすむ松井証券がおすすめ。

初心者向けの投資情報ツールも用意されており、使い方をリモートで教えてもらえるサービスもあります。

資産運用に困ったらロボアドバイザーの提案を受けられるので、失敗するリスクも少ないでしょう。

米国株の取扱いも今後楽しみです。