カルダノ・エイダコイン(ADA)は、オンラインカジノでの利用を念頭に開発された高機能の仮想通貨(暗号資産)です。
この記事では、分散型アプリケーションの発展にも貢献しているカルダノ・エイダコイン(ADA)の特徴やメリット、将来性について解説しています。
第3の仮想通貨(暗号資産)技術としても期待されている、カルダノ・エイダコイン(ADA)への投資を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
※本記事は2023年1月20日時点の公開情報に基づきます。
※本記事の価格は全て税込みです。
カルダノ・エイダコイン(ADA)とは
カルダノ・エイダコイン(ADA)は、スイスに拠点を置くカルダノ財団を中心に開発され、2017年から取引が始まった仮想通貨(暗号資産)です。
当初はブロックチェーン技術を取り入れたオンラインカジノ「カルダノ」で利用する目的から開発されましたが、今では医療や教育、金融など、さまざまな分野での活用が期待されています。
カルダノの主な特徴を下記にまとめました。
- オンラインカジノで使われる通貨
- PoS(プルーフオブステーク)を採用
- スマートコントラクト「Plutus(プルータス)」で稼働
オンラインカジノで使われる仮想通貨(暗号資産)
カルダノ(ADA)は、オンラインカジノで使用することを目的に開発された仮想通貨(暗号資産)です。
ブロックチェーン上でプレイヤーの取引記録を管理するため、不正が起きにくく安心して使用できる通貨と考えられています。
カルダノ(ADA)はビットカジノやボンズカジノ、クラウドベットなど複数のオンラインカジノで使用されています。
PoS(プルーフオブステーク)を使用
カルダノ(ADA)では、カルダノに対する貢献度の大きい参加者が管理するPoS(プルーフオブステーク)方式で運営されています。
膨大な処理コストのかかるPoW(プルーフオブワーク)に比べて、PoS(プルーフオブステーク)は省エネルギーで環境に優しいのがメリット。
投資して貢献した人が恩恵を受ける運営システムにすることで、カルダノ(ADA)を持続可能なブロックチェーンプラットフォームにしています。
項目 | PoS(プルーフ・オブ・ステーク) | PoW(プルーフ・オブ・ワーク) |
---|---|---|
仕組み | 保有量と保有年数に応じて報酬が決まる | 処理量に応じて報酬が決まる |
環境負荷 | 低い | 高い |
主な仮想通貨 | カルダノ(ADA)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)など | ビットコイン(BTC)、ドージコイン(DOGE)、ライトコイン(LTC)など |
独自のスマートコントラクト「Plutus(プルータス)」
カルダノ(ADA)は独自のスマートコントラクトプラットフォーム「Plutus(プルータス)」で稼働しています。
第3の仮想通貨技術として注目されているPlutus(プルータス)は、ブロックチェーン上にdApps(分散型アプリケーション)やNFT(非代替型トークン)を作成することが可能です。
また、ブロックチェーン技術を利用した新たな決済・金融取引の構築や電子システムのグローバル化などができるため、さまざまな試みが実行され研究されています。
カルダノ・エイダコイン(ADA)のメリット
オンラインカジノから金融・教育サービスまで、さまざまなシーンで利用されているカルダノ(ADA)には、下記のようなメリットがあります。
- 優秀な開発チームによって誕生した高機能銘柄
- 独自のスマートコントラクタで迅速な取引処理ができる
- ブロックチェーン技術を生かした分散型アプリケーションの発展にも貢献
カルダノ(ADA)はイーサリアムの元創業者が開発しており、優秀なチームの手によってさまざまなプロジェクトに利用されています。
あらかじめ条件を設定しておくことで自動的に契約が履行できるスマートコントラクタを実装しており、低コストで迅速に取引処理が行えるのがメリット。
カルダノ・エイダコイン(ADA)の動向
次に、カルダノ(ADA)の発行開始から現在までの動向を解説していきます。
- 2015~2016年プレセール開始・日本での先行販売
- 2017年上場
- 2019年11月:決済サービスAdaPayを開始
エイダコインによる即時決済が可能に - 2021年2月~3月:価格が急上昇・大型アップデート「Mary」
- 2021年8月:国内の仮想通貨(暗号資産)取引所で初上場
BITPOINTで取扱い開始 - 2022年3月:ADA Yield Fundの設立
- 2022年9月:Vasilハードフォークが成功
プレセールで60億円以上を集めて誕生
カルダノ(ADA)は2015年から2016年にかけて日本を中心にプレセールを行い、60億円以上を集めて誕生した仮想通貨(暗号資産)です。
しかし、取引がはじまった2017年10月時点で上場した日本国内の仮想通貨(暗号資産)取引所はありませんでした。
そのため、なぜ資金調達の中心地だった日本で実際の取引ができないのかと、当時は信頼性に不安を抱く投資家もいました。
カルダノ(ADA)の日本での上場が遅れた原因は、海外に比べて上場のための審査や届出が複雑だったためではないかとも言われています。
しかし、2023年1月現在、以下3つの仮想通貨(暗号資産)取引所で取り扱いが始まり、日本での厳しい審査を通過して上場した信頼できる銘柄であることが分かっています。
- GMOコイン
- BITPOINT(ビットポイント)
- bitbank(ビットバンク)
カルダノの決済サービス「AdaPay」
2019年には、ADA(エイダコイン)で即時決済ができる「AdaPay」のサービスを開始。
日本でも、お笑い芸人のたむらけんじさんが経営する「焼肉たむら」や沖縄県那覇市にある「ホテルパームロイヤルNAHA国際通り」などでAdaPayの決済サービスが導入されました。
AdaPayはカルダノ(ADA)のみに対応しており、お客がカルダノ(ADA)で決済した金額を店舗側は円などの法定通貨で受け取れるのが魅力です。
Vasilハードフォークが成功
カルダノ(ADA)は2022年9月22日にVasilハードフォークが実装されました。
Vasilハードフォークではカルダノ(ADA)のネットワークに多くの改善がもたらされ、分散型金融(DeFi)をはじめとするデジタル取引、スマートコントラクトなどに関わるシステムの安定性の確保を目指しています。
ハードフォーク後は一時的に価格が下がっていたカルダノ(ADA)ですが、Vasilハードフォークを成功させたことが投資家の期待感に繋がりました。
カルダノ(ADA)の値動き
2023年1月18日現在のカルダノ(ADA)の価格は43.27円。時価総額ランキングは8位です。
2017年に誕生したカルダノ(ADA)ですが、その価格は2021年に入るまでほぼ横ばいの状態で推移していました。
しかし、2021年に入ると一転価格が急上昇し、2021年2月末には時価総額が世界3位までアップ。
カルダノの価格が急上昇した背景には、以下のような要因があります。
- 2021年3月に行われた大型アップデートMaryでさらなる新機能が追加
- アメリカやドバイの大手投資会社が「ビットコインを上回る可能性のある仮想通貨(暗号資産)」として相次いでカルダノ(ADA)の名前を挙げた
2022年夏以降は仮想通貨市場全体が冷え込んだ影響により、カルダノ(ADA)も下降トレンドが続いています。
カルダノ・エイダコイン(ADA)の将来性
カルダノ(ADA)の主な特徴や過去の動向から、将来性についても予測してみましょう。
DeFi(分散型金融)分野の成長に期待
カルダノ(ADA)は2021年9月に行われた大型アップデート「アロンゾ」でスマートコントラクトが実装され、DeFi(分散型金融)への参入が始まりました。
同月にカルダノ関連企業「EMURGO(エマーゴ)」が投資ファンドを立ち上げたほか、2022年3月にはカルダノを基盤とした新しいファンド「Wave ADA Yield Fund」も設立され話題に。
DeFi(分散型金融)でのカルダノ(ADA)の存在感はこれからも大きくなっていくと考えられ、グローバルに多くのユーザーを増やしていくことが期待できそうですね。
カルダノ・エイダコイン(ADA)取引のポイント
カルダノ(ADA)は2021年から急激に価格が上昇しましたが、年末から2022年にかけては急落するなど、値動きの激しい仮想通貨(暗号資産)と言えるでしょう。
2022年に入ってからも高値137円から安値51円の間で動いているため、取引の際には短い時間軸でも大きく動く銘柄であることは頭に入れておきたいですね。
上記でも解説したように、カルダノ(ADA)はオンラインカジノに加えてDeFi分野でも注目度が高くなっているため、関連ニュースなどは定期的にチェックしておくことをおすすめします。
カルダノ・エイダコイン(ADA)の用語解説
それではここからは、カルダノ(ADA)に関連する用語を解説していきます。
- ウロボロス
- IOHK
- 分散型アプリケーション(dApps)
ウロボロス
ウロボロスは、カルダノ(ADA)PoSのプロトコルを意味する言葉です。
プロトコルとはネットワーク上で情報をやりとりする際の手順やルールのことで、ウロボロスはカルダノ(ADA)がグローバルに使用されることを念頭に設計されました。
省エネに優れたウロボロスのPoSは、ビットコインと比べてエネルギー効率が400万倍高いと言われており、カルダノ(ADA)が環境に優しいと言われる所以でもあります。
IOHK
IOHKはカルダノ(ADA)を開発し運営しているグローバル企業で、イーサリアム元創業者チャールズ・ホスキンソン氏がCEOを勤めています。
現在は社名を「Input Output Global(IOG)」に変更しており、チャールズ・ホスキンソン氏のTwitterプロフィールも「CEO of IOG」に変わりました。
分散型アプリケーション(dApps)
分散型アプリケーション(dApps)とは、ブロックチェーンなどの分散型プロトコルをシステムの一部に組み込んだアプリケーションです。
カルダノ(ADA)の分散型アプリケーションは2022年9月からプラットフォームDappRadar(ダップレーダー)に登録され、約20種類のプロジェクトが掲載されています。
カルダノ・エイダコイン(ADA)の安全性の取り組み
カルダノ(ADA)はプレセール時の不透明感や過去のアップデートの遅れなどがあり、投資家から「やばい仮想通貨(暗号資産)なのでは?」と、懸念されていたこともありました。
しかし、現在は大手企業や大学とも提携してプロジェクトを進めており、DeFi分野でも存在感を示すなど信頼性の高い銘柄に成長しています。
カルダノ(ADA)を多く所有する人に承認作業が割り当てられるPoS(プルーフオブステーク)を採用することで安全性を高めながら、時価総額10位以内をずっと長く守っていることも安心材料と言えるでしょう。
カルダノ・エイダコイン(ADA)のおすすめ取引所
ここからは、カルダノ(ADA)を取引できる仮想通貨(暗号資産)取引所を紹介していきます。
- BITPOINT(ビットポイント)
- GMOコイン
- bitbank(ビットバンク)
BITPOINT(ビットポイント)
BITPOINT | |
---|---|
入出金手数料 | 無料 |
取引手数料(BTC) | 無料(スプレッド) |
最低取引単位(BTC) | 0.00000001BTC |
取扱暗号資産 | 14種類 |
レバレッジ取引 | なし |
BITPOINT(ビットポイント)は、ビットコインをはじめとするメジャーな銘柄からジャスミーやクレイなどマイナーなアルトコインまで、幅広く揃えている仮想通貨(暗号資産)取引所です。
カルダノ(ADA)を日本国内で初めて上場させた取引所でもあり、現物取引のほかに「貸して増やすサービス」にもカルダノ(ADA)が対応しています。
GMOコイン
GMOコイン | ||
---|---|---|
入出金手数料 | 無料 | |
取引手数料(BTC) | 販売所 | スプレッド |
取引所(現物) | Maker:-0.01% Taker:0.05% | |
取引所(レバレッジ) | 無料 | |
暗号資産FX | 無料 | |
最低取引単位(BTC) | 販売所 | 0.00001 BTC |
取引所 | 0.0001 BTC | |
取扱暗号資産 | 23種類 | |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
GMOコインは、ネット金融サービス大手のGMOグループが運営する仮想通貨(暗号資産)取引所です。
取り扱い銘柄数が国内最大級の23種類となっており、現物取引のほかレバレッジに対応している銘柄も豊富に揃っています。
カルダノ(ADA)など好きな銘柄を自動で積立できるので、取引に手間をかけずに投資ができるのも嬉しいポイントです。
bitbank(ビットバンク)
bitbank | ||
---|---|---|
入出金手数料 | 入金 | 無料 |
出金 | 550円/770円(3万円以上) | |
取引手数料(BTC) | 販売所 | スプレッド |
取引所(現物) | Maker:-0.02% Taker:0.12% (一部銘柄を除く) | |
取引所(レバレッジ) | 取扱いなし | |
最低取引単位(BTC) | 販売所 | 0.00000001 BTC |
取引所 | 0.0001 BTC | |
取扱暗号資産 | 20種類 | |
レバレッジ取引 | 取扱いなし |
bitbank(ビットバンク)は、本格的な取引ツールで上級者の方からも評価の高い仮想通貨(暗号資産)取引所です。
オフラインのコールドウォレットやマルチシグなど、セキュリティ対策に力を入れているのも魅力。
カルダノ(ADA)と合わせて全20種類の仮想通貨(暗号資産)を揃えており、それぞれの銘柄の最新ニュースも随時更新されています。
カルダノ・エイダコイン(ADA)はさまざまな分野で活躍が期待できる
カルダノ(ADA)の魅力や動向をチェックすることで、将来的にも期待できるメリットの大きい仮想通貨(暗号資産)だということが分かりました。
特に下記の3つのキーワードは、カルダノ(ADA)に投資をする上で注目しておきたいポイントです。
- オンラインカジノ
- 分散型アプリケーション(dApps)
- Plutus(プルータス)
次世代のブロックチェーン技術を支える仮想通貨(暗号資産)に興味のある方は、ぜひ一度カルダノ(ADA)をチェックしてみてはいかがでしょうか。