アバランチ(AVAX)の動向と将来性は?今後の価格推移と取引所の選び方

仮想通貨(暗号資産)アバランチ(AVAX)の特徴や将来性・買い方を解説しています。上場して間もないものの、処理の速さや手数料の安さ・イーサリアムとの互換性など将来性抜群です。アバランチ(AVAX)についてわかりやすく解説します。
  • 2022年12月26日
  • 2022年12月26日

仮想通貨(暗号資産)アバランチ(AVAX)はビットコインイーサリアムなどの仮想通貨(暗号資産)と比べると、まだ知名度はありません。

ローンチ(上場)されてからの歴史は浅いものの、イーサリアムとの深い関係性もあることから、知名度や価格が急速に上がっています

この記事ではアバランチ(AVAX)の特徴から過去の値動き、今後の見通しを詳しく解説します。

ぜひ最後までご覧になって、ご自身の仮想通貨(暗号資産)選びの参考にしてみてください。

※本記事の価格は全て税込みです。

アバランチ(AVAX)とは

アバランチ(AVAX)とは

アバランチ(AVAX)は2020年に誕生した仮想通貨(暗号資産)です。

時価総額2位のイーサリアムが抱える問題点を解決する通貨として開発され急成長。

特に2021年に急騰し、仮想通貨(暗号資産)時価総額ランキングトップ20に入るほど規模が拡大しています。

日本国内取引所では2022年6月のOKCoinJapanを皮切りに、次いでDMM Bitcoinbitbankでも取り扱いを開始。

日本でもその名が徐々に浸透してきており、これから大注目の仮想通貨(暗号資産)の1つと言えます。

アバランチ(AVAX)の特徴

アバランチ(AVAX)の特徴

アバランチ(AVAX)には主な特徴が4つあります。

アバランチ(AVAX)の特徴
  • 他ブロックチェーン(特にイーサリアム)と互換性がある
  • 独自アルゴリズムにより高速処理と低コストを実現
  • 定期的にバーンを実施することで価値を維持
  • 3つの用途の異なるブロックチェーンが存在
アバランチ(AVAX)はイーサリアムキラーと呼ばれています。

イーサリアムとの互換性とイーサリアムに比べて高速処理が低コストで可能なことが理由です。

アバランチ(AVAX)の特徴について、それぞれ1つずつ見ていきましょう。

他ブロックチェーン(特にイーサリアム)と互換性がある

現在仮想通貨(暗号資産)のブロックチェーン上でさまざまなDAppsが浸透してきていますが、多くが独自のブロックチェーンでしか動かない仕様になっています。

異なるブロックチェーンのサービス間に互換性がなく、相互運用できないことが不便でした。

DAppsとはブロックチェーンを基盤として構築される分散型アプリのことです。特定の管理者が存在せず、複数の参加者(ノード)によって管理されるため、改ざんがしにくいなどのメリットがあります。

ちなみに他のブロックチェーンとの互換性が乏しいことは課題となっており、インターオペラビリティ問題と呼ばれます。

しかしアバランチ(AVAX)はイーサリアムと互換性があり、イーサリアム上のプロジェクトをスムーズに移行可能です。

実際に移行しているプロジェクトもあり、イーサリアムとの互換性はアバランチ(AVAX)の大きな強みとなっています。

独自アルゴリズムにより高速処理と低コストを実現

アバランチ(AVAX)は処理速度が速く、手数料(ガス代)安い通貨です。

1秒当たりの処理件数はビットコインが7件、イーサリアムが14件なのに対して、アバランチ(AVAX)は4,500件と圧倒的。

「アバランチ・コンセンサス」という独自のアルゴリズムを採用していることが大きな理由です。

アバランチ・コンセンサスとは従来使われていたクラシカル・コンセンサスとナカモト・コンセンサスのいいとこ取りをしたものです。

今まで両立できなかったスピード・エネルギー効率と分散性・セキュリティ性を両立させることが可能となりました。

イーサリアムなどの仮想通貨は規模が大きくなるにつれて処理速度が低下し、手数料も高騰するスケーラビリティ問題を抱えています。

アバランチ(AVAX)はイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するポテンシャルを秘めた仮想通貨(暗号資産)なのです。

定期的にバーンを実施し価値を維持

アバランチ(AVAX)は定期的にバーンを行い価格を保っているという特徴を持っています。

バーンとは日本語にすると焼却。意図的に通貨の一部を消滅させることです。

バーンによりアバランチ(AVAX)の量(供給)が減ることで需要が上昇、価格も上昇するというわけです。

ビットコインやイーサリアムなどはマイニングに制限をかけることで価値を確保していますが、アバランチ(AVAX)は独自の方法で仮想通貨(暗号資産)としての価値を維持しているのです。

3つの用途の異なるブロックチェーンが存在

アバランチ(AVAX)には役割に応じた3つのチェーンシステムを採用してます。それぞれに特化したアルゴリズムを採用することにより、より効率的に稼働できるのです。

資産の作成やトレードに特化したXチェーン、DAppsの構築に利用するCチェーン、メタデータを記録しバリデータやサブチャンネルの管理をするPチェーンの3つです。

全てのチェーンの中でAVAXが通貨として使われており、3つのチェーン間で自由に動かすことが可能です。

アバランチ(AVAX)のチャートと価格

アバランチ(AVAX)のチャートと価格

アバランチ(AVAX)は2020年に上場されました。上場されてからのチャートは下記の通りです。
アバランチ(AVAX)のチャート

上場初年となる2020年は目立った値動きはなかったものの、2021年に2度のピークをつけたのちに価格は軟調に推移。2022年12月は1AVAX=12USDほどで推移しています。

価格の高騰や下落となった理由について1つずつ見ていきたいと思います。

2021年初旬海外取引所で上場されたことで価格上昇

2020年は目立った動きを見せていなかったアバランチ(AVAX)は2021年初旬に1度目のピークを迎えます。

要因の1つに挙げられているのが大手取引所への上場です。

知名度が上昇し取引も活発化されたことにより、2021年2月10日に最初のピークである1AVAX=59USDを記録しています。

2021年下旬以降インセンティブプログラム発表などで価格上昇

2021年5月以降は一度仮想通貨(暗号資産)市場全体の下落の影響もあり、アバランチ(AVAX)の価格も落ち込みますが、2021年下旬に2度目のピークが到来します。

2021年8月のインセンティブプログラムの発表や9月の250億円以上の資金調達のニュースが好感され価格が徐々に上昇。

仮想通貨(暗号資産)市場全体の値上がりにも後押しされて、2021年11月21日には1AVAX=147.5USDの最高値に到達しました。

ニュース1つで価値が数倍に急騰するのが仮想通貨(暗号資産)の特徴であり、魅力の1つと言えます。

2022年以降は仮想通貨(暗号資産)市場全体の落ち込みに押されて軟調に

2021年が飛躍の年となったアバランチ(AVAX)も2022年に入ると再び下落傾向に。

理由はアバランチ(AVAX)に悪材料があったことではなく、仮想通貨(暗号資産)全体の落ち込みに押されたからです。

2022年は他の暗号資産のハッキング被害や政府による仮想通貨(暗号資産)規制のニュースのたびに仮想通貨(暗号資産)市場全体が下落する厳しい1年となりました。

自身が持っている銘柄だけではなく、仮想通貨(暗号資産)市場全体の動きも注視することが大切です。

アバランチ(AVAX)の今後の相場と将来性

アバランチ(AVAX)の今後の相場と将来制

アバランチ(AVAX)の将来性は比較的期待値の高い仮想通貨(暗号資産)と言われています。その理由は3つです。

アバランチ(AVAX)の未来が明るい理由
  • イーサリアムキラーであること
  • 成長が見込めるDeFiに強いこと
  • NFT作成機能があること

これらも1つずつ見ていきましょう。

イーサリアムキラーであること

イーサリアムは前述した通り、スケーラビリティ問題を抱えています。

スケーラビリティ問題とはブロックチェーンが大きくなるにつれて処理の遅延や手数料の高騰が起きてしまうことでしたね。

イーサリアムで動いているプロジェクトはアバランチ(AVAX)へ容易に移行が可能です。

実際イーサリアムからアバランチ(AVAX)に移行しているケースも見受けられます。

このままイーサリアムがスケーラビリティ問題を解決できなければ、アバランチ(AVAX)へのサービスの移行が加速。結果としてイーサリアムを超える可能性も十分あり得るのです。

成長が見込めるDeFiに強いこと

アバランチ(AVAX)はDeFi(分散型金融)に強いブロックチェーンです。

DeFiとは中央管理者(銀行など)がいない金融システムのことで、ユーザー同士直接やり取りが可能。安い手数料でスピーディーな取引が可能となります。

アバランチ(AVAX)自体がDeFiサービスの成長を後押ししていること、処理能力が高くDeFiサービスとの親和性が高いこともあり、多くのDeFiプトジェクトがアバランチ(AVAX)にて参入を果たしています。

DeFiはこれから成長が期待される分野です。成長と共にアバランチ(AVAX)の価値の上昇も期待されます。

NFT作成機能があること

アバランチ(AVAX)にはNFT作成機能が組み込まれています。

2022年12月には大手NFTマーケットプレイスOpenSeaがアバランチ(AVAX)に対応したと発表しています。

NFTとはデジタルデータに非代替性を持たせることで、資産的な価値を付与することができる技術です。

ジャック・ドーシーの「初ツイート」が3億円以上で落札されたというニュースでNFTが注目されました。

NFTもこれから成長が期待できるとされる分野です。NFT分野が成長し、アバランチ(AVAX)が今以上に使われるようになれば、アバランチ(AVAX)の価値はどんどん増していくでしょう。

アバランチ(AVAX)の買い方

アバランチ(AVAX)が欲しいと思った時に買う方法は2つです。

アバランチ(AVAX)の購入方法
  • アバランチ(AVAX)を取り扱っている国内取引所で購入
  • 国内取引所経由で海外取引所から購入
おすすめは安心して取引可能な国内取引所での購入です。

具体的にみていきましょう。

アバランチ(AVAX)を取り扱っている国内取引所で購入

現在アバランチ(AVAX)はDMM bitcoinOKCoinJapanbitbankSBI VCトレードで購入可能です。

DMM bitcoinでは下記の画面のようにAVAXがラインナップされているので、「AVAX/JPY」をクリックすることで取引が可能となります。
アバランチ(AVAX) DMMコインの画面

DMM bitcoinはレバレッジ取引できる通貨ペアが豊富、OKCoinJapanはグローバル展開していて取引が活発でスプレッドが狭い、bitbankは仮想通貨取引量国内No.1とそれぞれ特徴を持った取引所です。

SBI VCトレードもネット証券最大手のSBIが運営していることから、今後取り扱い通貨や最低取引金額など取り扱い安くなっていくことが期待できます。

どれもアバランチ(AVAX)だけでなく、仮想通貨(暗号資産)全般の取引をしていきたいと思っている方におすすめです。

国内取引所経由で海外取引所から購入

アバランチ(AVAX)は海外取引所での取引でも購入可能です。

例えばアバランチ(AVAX)の取引が可能である海外取引所としてbybitやbinanceがあります。

ただし、こうした海外取引所を活用する場合は、以下の点に注意してください。

海外取引所を使う注意点
  • 金融庁に認可されてる取引所ではないので安全性に欠ける
  • トラブルや疑問点があった際、日本語での対応ができない場合がある
  • 日本円で直接購入することが不可、いったん国内取引所(Coincheckなど)で仮想通貨を購入後に送金してからの取引となる

手間がかかる上に、トラブルが起きた時の対応が非常に難しいという現実があります。

アバランチ(AVAX)が日本の取引所で購入できなかった時は検討の余地があったかもしれません。

アバランチ(AVAX)は魅力的な通貨ですが、海外取引所を使ってまで購入するにはデメリットが大きく、おすすめできない購入方法です。

アバランチ(AVAX)でよくある質問

よくある質問

ここからはアバランチ(AVAX)に関するよくある質問にお答えします。

アバランチ(AVAX)はいくらから取引できますか?
各取引所によって異なります。最小取引単位が取引所によって違うので、自身が利用する取引所で確認が必要です。

例えばbitbankでは0.0001AVAXから取引可能。2022年12月時点で1AVAX=1,600円ほどなので、0.0001AVAXは0.16円となり実質1円購入ができることになります。

アバランチ(AVAX)は将来値上がりしますか?
将来の価格は誰もわかりません。今の数倍になる可能性がある一方で、タダ同然になる可能性もあります。

もちろんアバランチ(AVAX)だけでなく他の仮想通貨(暗号資産)も同様です。

ただしアバランチ(AVAX)はイーサリアムと互換性があり、処理速度が速く手数料が安いという強みを持っています。

値上がりを期待するだけのポテンシャルは十分に秘めていると言えるでしょう。

アバランチ(AVAX)は将来性十分の仮想通貨(暗号資産)

アバランチ(AVAX)は将来性十分の仮想通貨

ここまでアバランチ(AVAX)について解説してきました。最後にまとめです。

アバランチ(AVAX)まとめ
  • アバランチの大きな特徴は速度の速さ・手数料の安さとイーサリアムとの互換性
  • 2021年に2度急騰したものの、2022年は他の仮想通貨(暗号資産)につられて軟調に推移
  • イーサリアムキラーとしての期待値の高さやDeFi・NFTなど成長が期待される分野に強いことから将来性に期待できる
  • 国内取引所ではDMM bitcoin・OKCoinJapan・bitbank・SBI VCトレードで取引可能、海外取引所利用はおすすめできない

2022年は仮想通貨(暗号資産)自体そのものが弱い年だったため、アバランチ(AVAX)もつられて価格が下落してしまいました。

しかしながらイーサリアムにとって変わるポテンシャルを秘めているなど、将来性十分の仮想通貨(暗号資産)です。

上場してから間もない通貨なので、取扱する取引所が増えてくることで取引の活性化と価格上昇も見込めます。

将来有望な仮想通貨(暗号資産)として、アバランチ(AVAX)を候補として検討してはいかがでしょうか?

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