ライトコイン(LTC)は、2011年10月に発行された仮想通貨(暗号資産)で、ビットコイン(BTC)同様の人気を持っています。
誕生してから10年以上経ってもなお、時価総額ランキングでは上位に位置するライトコイン(LTC)ですが、その将来性や今後価格は上昇するのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなライトコイン(LTC)について実際のチャートや時価総額から分析し、将来性や今後の展開について詳しくご紹介していきます。

仮想通貨(暗号資産)への投資の最初の入り口となるのが仮想通貨取引所です。 仮想通貨(暗号資産)取引所にはさまざまな特徴や[…]
※本記事の価格は全て税込みです。
ライトコイン(LTC)とは
まずはライトコイン(LTC)の基本情報について確認しておきましょう。
ライトコイン(LTC)の基本情報 | |
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略称 | LTC |
価格(2022年7月時点) | 7,100円 |
時価総額(2022年7月時点) | 502,126,258,458 円 |
時価総額ランキング | 20位 |
ライトコイン(LTC)は、Googleに勤めていた経歴を持つチャーリー・リー氏によって開発された仮想通貨です。
2011年より発行されたライトコインが開発された目的は、ビットコインの欠点である処理速度の問題や手数料が高くなる問題を解決するためです。
そのため、ビットコインをベースに新しい決済手段の開発や取引の高速化に関わる機能が取り入れらていることが特徴といえるでしょう。
最近の開発では、話題となっているNFTの発行をできるようにしており、ライトコインのブロックチェーン上に新たなプラットフォームを作って更なる開発を試みています。
利便性を重視しているライトコイン(LTC)はこれからも随時アップデートされていくため、期待の仮想通貨(暗号資産)として注目しておきましょう。
ライトコイン(LTC)のチャートと価格
まずは、ライトコイン(LTC)の特徴について理解したところで、これまでの価格動向について詳しくおさらいしていきましょう。
- 2011年11月:ライトコイン(LTC)が発行
Googleの元エンジニアであるチャーリー・リー氏によって開発されました。 - 2015年8月:ライトコイン(LTC)1度目の半減期が到来
その期待感から一時価格が約3倍にまで高騰しました。 - 2019年8月:ライトコイン(LTC)2度目の半減期が到来
前回の半減期による高騰が影響して一時価格は約5倍まで上昇しました。 - 2020年3月:コロナショックを受け価格が下落
新型コロナウイルスの世界的な蔓延の影響を受け、一時3,000円ほどまでに下落しました。 - 2020年10月:ペイパルの仮想通貨(暗号資産)市場参入により上昇
ペイパルが仮想通貨市場へ参入したことが好材料となり、全体的に価格が上昇。ライトコインは一時12,000円ほどまで回復しました。 - 2022年以降:ロシアのウクライナ侵攻もあり価格は下落
2022年からはロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け仮想通貨全体が下落傾向となっています。
ライトコイン(LTC)の特徴
ライトコイン(LTC)を取引する上で、知識を蓄えておくことは非常に重要です。
ここからは、ライトコイン(LTC)の特徴について5つほど解説していきます。
- 開発を行っているのはライトコイン財団
- トランザクションの承認が早い
- ライトコイン(LTC)には発行上限がある
- 専用のウォレットを完備
- ライトコイン(LTC)半減期について
開発を行っているのはライトコイン財団
ライトコイン(LTC)を開発したのはチャーリー・リー氏率いる「ライトコイン財団」という非営利団体で、ビットコインと競合するのではなく、協力するために開発されています。
しかし、ライトコイン財団は通貨の発行や管理をしているわけではありません。ビットコインの非中央主権的な考えにのっとり、ライトコインも「マイニング」を採用して安全性を保っています。
チャーリー・リー氏は、2017年に保有していたライトコインを全額売却し、売却して得た資金を全て寄付したことで話題になりました。
自分が保有することでライトコインの価格に影響を与えることを避けるためと語っており、売却後もライトコインの開発に取り組んでいます。
トランザクションの承認が早い
ライトコインはトランザクションの承認を早めるために、「Segwit(セグウィット)」という取引情報をコンパクトに圧縮して処理を軽くする技術を採用しています。
ビットコインの4倍の速度でブロックを生成することも可能で、ビットコインの抱えるスケーラビリティ問題を解決するための一手と言われています。
トランザクションの承認が早いことでビットコインよりも多くの処理を行えるというメリットを持ち、手数料が異常に高くなることもありません。
ライトコインには発行上限がある
ライトコイン(LTC)は通貨の発行上限が決まっており、8,400万枚とされています。ビットコインと比較すると4倍多く発行されており、ライトコイン自体の価値よりも日常的な決済の利用を想定しての発行枚数と言われています。
また、トランザクションの承認がビットコインよりも4倍早いため、最終的に通貨の発行が終わる時が同時期になるように設定されています。
ライトコインはビットコインと共存することで長期間安定的な価格を保っている側面もあるため、ビットコインの価格動向も注目しておく必要があるでしょう。
ライトニングネットワークを利用している
ライトコイン(LTC)は「ライトニングネットワーク」を利用しており、送金手数料や送金時間を少なくすることに成功しています。
ライトニングネットワークによって少額の取引から多額の取引まで十分に対応することが可能で、頻繁に取引が行われていてもスムーズな決済ができます。
しかし、ライトニングネットワークも未だ開発途中のシステムであり、改善点は多くあります。今後さらにアップデートされライトコインの取引がより快適になることは間違いないでしょう。
ライトコイン(LTC)半減期について
ライトコイン(LTC)には4年に1度起こる半減期というものがあります。2011年に発行が開始されたライトコインは今までに2回の半減期を迎えています。
半減期を迎える年は決まってその期待感から価格が高騰しており、2015年は一時価格が3倍にまで跳ね上がりました。
半減期は現在2015年と2019年の8月ごろに起きており、次回は2023年の8月が予想されています。半減期を期待して数か月前から上昇することも考えると準備しておくことは必須です。
ライトコイン(LTC)の相場と将来性
ライトコイン(LTC)の将来性に最も関わってくることとして2022年2月に「ミンブルウィンブル」を開始したことが挙げられます。
ミンブルウィンブルとは、取引している人のプライバシー保護が目的のアップデートで、PoWを改良して取引速度の更なる向上と取引情報をバレにくくするものです。
このアップデートにより、ライトコイン(LTC)をさらに決済用通貨として成り立たせることが期待されています。
ライトコイン(LTC)がさらに決済用通貨として全世界に普及すれば、その価値は大きなものとなります。また、仮想通貨用のATMが今後普及すれば、決済通貨であるライトコイン(LTC)は更なる利用が見込まれます。
直近では、2023年の8月に半減期を迎えるため大きく相場が動く可能性が高いです。
はじめての仮想通貨取引は口座開設が必要
仮想通貨(暗号資産)を始めて取引する方は、まずは仮想通貨取引所にて口座開設をする必要があります。口座開設をして資金を入金すれば自由に取引ができます。
今回は、口座開設の1つの例としてDMMビットコインの口座開設をご紹介します。実際の取引開始までの手順は以下の通りです。
- メールアドレスの登録
- 基本情報の入力・本人確認
- 口座開設審査
- 口座開設完了
- 入金・取引開始
本人確認の際に提出する書類は、マイナンバー書類と本人確認書類となっています。提出方法はスマホで撮影・WEBアップロード・郵送の3種類がありますが、スピードが早いスマホ撮影がおすすめです。
また、登録するためのメールアドレスが必要でGmailなどのフリーメールでも登録可能です。
ライトコイン(LTC)の買い方と換金方法
ライトコイン(LTC)を取引するために口座開設を行ったらまずは資金を入金しましょう。仮想通貨取引所では銀行振込やクイック入金がありますが、おすすめはクイック入金です。
クイック入金であれば24時間いつでもどこからでも即時入金することが可能です。最短で取引を始めたいならクイック入金を使用することですぐに始められます。
また、ライトコインを取引する際、現物取引とレバレッジ取引を選ぶことができます。ここからはそれぞれの特徴について解説します。
現物取引
現物取引は、口座に入金した資金の範囲内で仮想通貨取引を行える取引方法です。イメージとしては店舗にて商品を購入するときと同じく、持っているお金のみを使用できます。
10万円を仮想通貨取引所のウォレット口座へ入金したら、10万円で仮想通貨を購入できます。そして、価格が上昇したらその差額分を利益として得ることが可能です。
レバレッジ取引
現物取引に対してレバレッジ取引は、仮想通貨取引所のウォレット口座へ入金した資金を担保としてより大きな金額で取引が可能です。
例えば、資金を10万円入金し、レバレッジを2倍かけると20万円分の取引ができるようになります。つまり所持している資金以上の取引を行えるため、大きな利益を得られる可能性があります。
ライトコイン(LTC)でおすすめの仮想通貨取引所
最後にライトコイン(LTC)を取引する上でおすすめの仮想通貨取引所をいくつかご紹介します。どの仮想通貨取引所も高いサービスを提供しているため、気になるものがあればぜひチェックしてみてください。
DMMビットコイン
DMMビットコインの特徴は、現物取引に加えてレバレッジ取引ができることです。レバレッジは2倍までかけることが可能で、もちろんライトコイン(LTC)も取引できます。
また、スマートフォンアプリをはじめとして取引ツールが充実しており、多くの利用者から高評価を得ています。
LINEにてカスタマーサポートへ相談が行えるため、スマホで仮想通貨取引をしたいという方におすすめの仮想通貨取引所といえるでしょう。
Coincheck(コインチェック)
コインチェックは、DMMビットコイン同様スマートフォンにて口座開設を行うと最短1日で口座開設を完了することができます。
取扱通貨は17種類と業界の中でもトップクラスに多く、ライトコイン(LTC)の取引も可能です。また、取引手数料が無料で、余分な費用がかかりません。
GMOコイン
GMOコインはGMOインターネットグループが提供している仮想通貨取引サービスで、東証プライム上場をしている企業が運営しているため安心感があります。
また、GMOインターネットグループが培ってきたノウハウやサービスを受け継いでいるため、全体的に非がない仮想通貨取引所といえるでしょう。
信頼度の高い仮想通貨取引所にてライトコイン(LTC)を取引したいという方におすすめといえます。
BITPOINT
BITPOINTは、取引手数料や入金手数料、口座維持手数料といった各種手数料が無料となっています。そのため、口座開設だけしておいて資金が貯まってから取引を始めるということも可能です。
また、仮想通貨初心者でも始めやすいように500円以下の小額から取引が行えます。いきなり多額の資金で取引するのは怖いという方に適しているでしょう。
ビットバンク(bitbank)
ビットバンクのアプリではワンタップ取引が可能となっています。これによりチャート画面を見ながら直感的に仮想通貨(暗号資産)を購入でき、操作性に優れているといえるでしょう。
また、ハッキング対策などセキュリティ面に力を入れており、高い技術で資産を守ってくれる特徴を持ちます。
仮想通貨(暗号資産)の需要が高まるとハッキング被害は可能性として消えることは無いため、少しでも安全性に気を使いたいならビットバンクがお勧めです。
ライトコイン(LTC)は決済通貨として今後に期待ができる
ライトコイン(LTC)は、ビットコインの欠点を補う目的で開発され、現在は決済通貨として更なる需要の拡大を目指している仮想通貨(暗号資産)です。
今後世界に仮想通貨(暗号資産)が普及していけば、決済通貨の先駆けとしてライトコインの価値は上昇していくことでしょう。
ライトコイン(LTC)を取引するなら、まずはライトコイン(LTC)を十分に知り、知識を得てから取引の立ち回りを考えていくことをおすすめします。